トランプのアメリカファーストは復活のための序章。
今日はアメリカ次期大統領であるドナルドトランプ氏について書いてみたいと思います。
あと数日で大統領に就任しますが、ようやく開かれた記者会見が物議をかましたりして、アメリカのみならず、世界中の人々にさまざまな不安の材料を与えています。
例えばトランプのいうアメリカ第一主義とはいかがなものか?という疑問があります。 70年代を中心としてお父様のみことばにもアメリカが自国第一の考えになれば大変なことになると言われました。
それをどう捉えるかという疑問を現段階での私の考えを途中ではありますが、とりあえず書いてみたいと思います。
結論から言うとそのことはそれほどの心配いらないと考えています。
まず70年代と今とはアメリカの状況が大きく変わってしまったことがあります。
アメリカの国力は70年代から相対的に大きく後退してしまいました。トランプであろうとヒラリーであろうとオバマでももはやアメリカは世界の警察官を堂々と自認することが難しくなりました。
しかし、世界情勢は日本も韓国ももちろんですが、相変わらずアメリカの力を頼りとしています。
少し昔を思い出してみましよう。例えば80年代のレーガン大統領はソ連とのスターウォーズと呼ばれた核抑止戦略によってソ連を敗北させました。しかし、それを支えたレーガノミックスと呼ばれた政策はアメリカに大規模な双子の赤字、すなわち政府の財政赤字と貿易赤字をもたらし、結局そのツケは日本の円高などにによって払わされました。
つまりソ連の解体という成果にはアメリカの相対的国力低下と同盟国の犠牲的協力という結果がもたらされました。そのためには多少品がないように見えても強い「オヤジ!」が出て来なければならないなと考えています。
アメリカは世界の警察官としての国力を失いました。しかし、世界を支えるための国力を維持していくためには復活をしなければなりません。
つまりあらたな世界秩序とさらにこれから起こるであろう北朝鮮の崩壊さらに中国現体制の崩壊といった大混乱に対応するための国力の養成をしなければなりません。
アメリカは精神的にも、経済的にもこれから起こる危機に備えなけばならないのです。
それが70年代.80年代と今との違いです。文鮮明師が70年代になさったのはアメリカに対して精神的、霊的覚醒をもたらし、共産主義と立ち向かう戦略的指針を与えれば良かったのですが、時が過ぎ、いまは経済的立て直しまで誰かがしなければ、世界を支えることはできません。
アメリカファーストはそのために必要です。世界中の友好国か、それとギリギリの協力が必要です。
今は頭で考える正義ではなく、現実に起こっていること起こりつつあることにたいしての現実主義による対応が最も重要です。
オバマは表面的な政治的公正を求めて、それにアメリカはとらわれてリアルに起こっていることに対して対応に失敗してきました。
それによってテロを助長し、それを煽る結果となり、国論の分裂を招きました。詳しい議論は次の機会譲りますが、ついにはロシアとの対立はどうにもならないところまで来てしまいました。
今はロシアと対立せず 、中東問題をISの壊滅、テロ問題を抑制し、中国、韓半島の危機を向き合わねばならない。
そのためにコアな強い支持と支援が必要です。
そのあとが“MAKE AMERICA GREAT”“アメリカよ、偉大なれ”なのです。