論考。日本がエバ国家としてもう一度確立するために。
先日、江利川会長とお会いする機会があり日本がエバ国家であるかないかということはまだ決定していないというお話を伺いました。
先日も少し書く機会がありましたが、日本がエバ国家から外れないことの重要性は非常に大きいと思っています。
また韓国がアダム国家であるか外れてしまったかも、韓国聖殿シックにとっても非常に深刻な事と思います。
しかし、二代目王様のおられるところすなわちアメリカがアダム国となっていることは止むを得ないことかもしれません。また、韓国は95%厳しい状況であると言われていること、また実際の情勢分析からも大変難しい立場にある
と思います。
そういった中で、韓半島がこのような状況を見て、日本がエバ国家であり続けるにはどのような課題があるのかを考えてみたいと思います。
韓国が主の生まれた国であり、韓半島がアダム国家であったことが日本がエバ国家となることに決定的な意味があったと思っています。
まだ家庭連合で九十年に日本人牧会者として韓国人事と言われて、韓国で数ヶ月暮らしたところ6500双の韓日カップルが大変な家庭が多いことにびっくりしました。
あまりに韓国人男性に信仰がなく、深刻な状況にショックでした。アボジにお会いして心で報告したところアボジから強烈なご返事がありました。
「日本は大陸と繋がらないと生きる道はないよ。韓半島からから切れたら生きることができないや。」
その時、どうしようもない思いに捕らわれたことをはっきりと覚えています。
しかし、アボジはもはや地上におられず、韓国は地に沈み、そこにつながることはできません。
安全保障はもちろん、経済的にまた様々な面でアメリカにつながらなければなりません。そこで問題は歴史的、文化的、宗教的ににアメリカとの接点をしっかりと掴まなければなりません。
日本は中国大陸からとくに韓半島経由で様々な形で文化、宗教、政治社会的制度などを移入してきました。そのことは有形、無形に日本の中に根をおろしてきました。
それをよく学び、吸収し、日本の文化を築いてきました。
とくに儒教においては韓国から朱子学を江戸時代に取り入れて幕府の統治思想の中枢においたので、現存する秩序がそのまま天が定めた秩序として「お上」大事の文化が定着してきました。
韓氏オモニの失敗と幹部の不信仰によりそれは全面的にサタンが利用する結論となってしまいたいました。
たとえば、二代目王様を非難する言葉として「親不孝者」というのがあります。
つまり、サンクチュアリ側からの主張に対して論理的また実証的に反論が不可能なため、結局、親不孝といった儒教的な徳目を持ってレッテル貼りをして、二代目王様を非難し、自己防衛をしてきました。それは韓国でも日本でもそうです。
欧米では宗教改革などの体験から個人が確立している面が強いため、親不孝という非難はあまり重たさはありません。
つまり儒教的東洋的な道徳徳目がサタンに利用されたわけです。これにより、キリスト教の徳目や宗教改革の恩恵から再臨主との関係を深めなければならなくなりました。
韓国は神様が数千年準備されたもともと主の国です。
東洋的仏教、儒教のほか様々霊的に予定された国です。ですから、日本よりもずっと後にキリスト教が入ったにもかかわらず世界で最も宣教に成功した国と言われたくらいキリスト教が熱心に入りました。
そのような土壌に再臨主の登場する国となりました。
韓国のキリスト教の霊的、あるいは教義的にトップと位置にあった金百文ら二人の牧師の失敗、そして梨花女子大学校の失敗によってキリスト教全体の失敗となりました。
今回の韓氏オモニと家庭連合幹部の失敗によって儒教を代表する東アジア全体の思想の失敗となりました。
これにより私達は逆に回って西洋のキリスト教精神、宗教改革の精神からもう一度再臨主の基盤を作り直さなければなりません。
キリスト教国家ではない日本は家庭連合では特別な方法で伝道を進めてきましたが、アダム国家が移動した現実を踏まえ、中心的には失われてきたものを蕩減復帰しながら、 本来的な過程を歩む存在が必要であると確信しています。
次回に続きます。