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バノンが在韓米軍の撤収の検討を提案。ついに来るべきものが来始めました。

早くもというかついに米国政権内外から在韓米軍撤退の話が出始めました。

もちろん、トランプ政権中枢はそのような姿勢からは一線を画し、まだ、軍事的選択があることを主張しています。

朝鮮日報のオンラインニュースからの引用です。


〜引用開始〜


北朝鮮危機:米国内からも「韓米演習中止、在韓米軍撤退」論

2017/08/18 09:18

 

(前略)

 

ホワイトハウスの一部と米メディアからは在韓米軍撤収、中国とのビッグディール論まで飛び出している。ホワイトハウスのスティーブン・バノン首席戦略補佐官はメディアとのインタビューで、「北朝鮮に対する軍事的なアプローチはない。


中国が北朝鮮の核を凍結させる見返りとして、在韓米軍を撤収するという外交的取引を検討すべきだ」と述べた。

ワシントン・ポストは同日のコラムで「北朝鮮の核問題解決に向け、(米国と北朝鮮による)平和協定締結が代案になり得る」とし、ニューヨーク・タイムズは「韓米合同軍事演習の中断が北朝鮮との交渉カードになり得る、」と報じた。


 これについて、トランプ政権は一線を画した。ナウアート報道官は北朝鮮の核凍結を前提とする交渉論について、「核で武装した北朝鮮の立ち位置はどこにもない」と述べた。ダンフォード統合参謀本部議長は17日、「韓米合同軍事演習の中止は交渉対象ではない」と語った。

トランプ大統領は16日、ツイッターに「北朝鮮の金正恩氏は非常に賢明で合理的な決定をした」と書いた。

前日に金正恩氏がグアムに対する包囲射撃の脅迫から一歩退いたことに対し、融和的なジェスチャーを取り、対話と交渉で出てくるように手招きをした格好だ。

 

米国務省も同日、「対話を行う用意がある」とし、北朝鮮の核・ミサイル実験と挑発的な言行中断という具体的な条件を示した。

ナウアート報道官は「米国は喜んで北朝鮮と席を共にし、対話を行いたいが、我々はまだそこに近づいてはいない」とした上で、「(対話に向け)北朝鮮は核・ミサイルの実験、域内を不安定にする行為を中断する誠実な態度を見せるべきだ」と指摘。


ティラーソン国務長官も前日、記者団に対し、「対話は彼(金正恩氏)次第だ」と語った。



■中国ビッグディール論と在韓米軍撤収論

 

米国内では在韓米軍撤収を含むさまざまなアプローチが提起される。トランプ大統領の側近であり、策士を務めたバノン首席戦略補佐官は、雑誌「アメリカン・プロスペクト」とのインタビューで、

「誰かが1000万人のソウル市民が開戦30分で死なないことを示す方程式を解くまで軍事的解決策はない」と述べ、「北朝鮮に対する軍事的アプローチはない。それは忘れるべきだ」とも指摘した。

さらに、バノン首席戦略補佐官は「中国が検証可能な形で北朝鮮の核を凍結させる見返りとして、在韓米軍を撤収するという外交的なディールも考慮すべきだ」との認識を示した上で、

「わたしの全ての思考は中国との経済戦争に向いている。

韓半島(朝鮮半島)で彼ら(中国)が我々のことを批判しているが、それは副次的問題だ」と断じた。


中国との経済戦争に勝てば、北朝鮮の核問題も解決されるとの見方だ。


 ニューヨーク・タイムズによると、米国外交の大物であるキッシンジャー元国務長官は「北朝鮮政権の崩壊以降の状況について、米中が事前合意すれば、北朝鮮問題の解決にもっと良いチャンスをもたらす」とティラーソン国務長官らに提案したとされる。

キッシンジャー元国務長官は「北朝鮮という緩衝地帯がなくなるという中国の懸念を軽減するため、韓半島から在韓米軍の大半を撤退させることを公約することも選択肢になる、」と述べた。


■条件付き直接対話と平和協定締結

 

韓米軍事演習を中止すべきだとの主張も示された。ニューヨーク・タイムズは、「2年前に北朝鮮は韓米軍事演習を中断すれば、一時的に核実験を提案するとの提案を行った」とし、今月21日から実施される乙支フリーダムガーディアン(UFG)演習の中断が北朝鮮の核凍結に向けた交渉カードになり得ると報じた。

同紙は専門家の話として、「軍事演習を中断できないならば、演習の縮小や調整を考慮すべきだ。それを通じ、北朝鮮を交渉のテーブルに引き出すことが重要だ」と伝えた。

ワシントン・ポストは、北朝鮮の核問題の解決策として、平和協定締結の可能性に言及した。その一方で、「在韓米軍撤退の是非が最もデリケートな問題として浮上しそうだ」と予測した。


在韓米軍は単純に北朝鮮に対応するだけでなく、韓国、日本の軍事力増強を抑えるあ重要な安定勢力でもある。同紙は米国と北朝鮮が平和協定を結ぶ場合、トランプ大統領と金正恩氏が在韓米軍問題をめぐり、「談判」を繰り広げると予想した。


■トランプ政権「非核化の目標変わらず」

 

しかし、トランプ政権の外交・安全保障担当幹部は、核凍結を前提とした交渉や在韓米軍撤収の主張とは一線を画している。ナウアート報道官は21日から始まる乙支フリーダムガーディアン(UFG)演習について、「こうした軍事演習は全世界のどこでも行っている。

一部の国が『二重の凍結』を求めているが、我々は合同軍事演習を続ける」と述べた。これは韓米合同軍事演習と北朝鮮の核・ミサイルによる挑発を同時に中止すべきだという中国側の「二重の中断」提案を拒否した格好だ。


 ジェームズ・クラッパー元国家情報長官が「北朝鮮の核を受け入れ、監督管理していくべきだ。」と述べたことについて、ナウアート報道官は「クラッパー氏は元官僚であって、これ以上米政府のためには働かない。核武装した北朝鮮の立ち位置はどこにもない」と強調した。トランプ政権の究極的目標は核凍結ではなく、非核化だという点を明確にした形だ。


 AFP電によれば、中国を訪問中のダンフォード米統合参謀本部議長は17日、北朝鮮への軍事的なアプローチはないという主張に関連し、「軍事的オプションの排除は私としては想像できないことだ。トランプ大統領が直接(北朝鮮の脅威に対する)信頼でき実行可能な軍事的オプションを開発するように指示を下し、それがすなわち我々が行っていることだ」と語った。

ワシントン=趙儀俊(チョ・ウィジュン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

〜引用おわり〜


なかなか話が複雑で整理しないと全体像が見えないのですが、政権内部からも在韓米軍の撤退を含む和平案が出始めていることは、いよいよそういう流れが近づいてきた印章があります。

まずメヂイアの一部としてワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズといったリベラルよりの新聞が、北朝鮮との宥和策を選択にする道を模索し始めたということです。

そしてその先は結局、中国とビッグディール(大きな取引)をして北朝鮮の核凍結と引き換えに在韓米軍の撤収することも外交的取引(ディール)とすることを検討すべきという提案をなんとトランル最側近だったスティーブン・バノン首席戦略補佐官が行いました。

まだ、この提案は主流ではないようで、シャーロッツビルの事件に関連してバノン氏の解任の流れもあってまだ予断は許しませんが、いよいよ出てきたのかなという印象です。

今後、北朝鮮の核・ミサイルの強行姿勢が続けば、軍事的選択の強硬論と在韓米軍の撤退という和平案が、ますますぶつかっていく可能性が強いと思います。

残念ながら、全体としてみれば、バノン氏のいう流れが有力になっていくでしょう。

年末から来年早々、相当に激しい議論が交わされることになりそうです

在韓米軍の撤退は即韓国の消滅を意味します。そこまで読んだ上のことなのか、それとも北朝鮮に対する“真実の”理解ができないのかわかりませんが、表面的な平和が来て、自由の国「大韓民国 」か歴史から消えて無くなりそうな雲行きです。

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