ttkzkn1610のブログ

今後ますます混乱し、崩壊の危機が迫る統一教会に対して快刀乱麻、収拾を目指します。本来の姿に再生させるには、自由闊達な議論のもと、各人の主体的判断による後継者の選択と真のメシア観の確立が最重要課題と確信しています。

退任後もトランプ大統領の「対抗勢力と闘う」、バノン氏。トランプ大統領のために祈りましょう。

トランプ大統領の最側近だったバノン首席戦略補佐官が解任(辞任とも伝えられる)されました。

大統領選挙勝利の最大の功労者であり、トランプ大統領就任後は、その移民制限の政策などに主導権を発揮し、一時は影の大統領とも言われて来たバノン首席戦略補佐官は大統領の娘婿クシュナー上級補佐官などとの対立を繰り返し、激しい権力闘争を繰り広げてきましたが、朝鮮半島でのトランプ政権との考えの違いが表面化し、大統領 は更迭に踏み切ったと言われています。また、バノンの白人至上主義者に近いことから、政権内外からの辞任圧力も強まっていました。まず解任(辞任)前日の様子から紹介します。

産経ニュース8月18日の記事より引用します。


〜引用開始〜


バノン首席戦略官「北に軍事力使わず」 トランプ氏と矛盾、「差別発言問題」でも孤立

トランプ政権

2017.8.18 22:16

更新


 【ワシントン=黒瀬悦成】米ホワイトハウスのバノン首席戦略官兼上級顧問は16日公表された米左派系雑誌「アメリカン・プロスペクト」(電子版)とのインタビューで、北朝鮮情勢について「軍事的解決策はない」と述べ、北朝鮮の核放棄に向けて軍事力を行使する選択肢を否定した。


 「軍事的選択肢も排除しない」とするトランプ政権の立場と矛盾する発言で、最近のトランプ大統領による「人種差別発言」の問題などでホワイトハウス内部で孤立を深めるバノン氏に対する風当たりが一層強まる可能性がある。

 

トランプ政権は「北朝鮮による核放棄」を最終目標に掲げ、現時点で北朝鮮への先制攻撃は否定する一方、米国の安全を脅かすような挑発行為に対しては軍事的選択肢をとると警告しつつ、外交・経済解決に向けて北朝鮮に国際包囲網による圧力をかけている。

 

しかし、バノン氏は同誌に「(開戦から)最初の30分でソウルにいる約1千万人が(北朝鮮の)通常兵器で死亡するという難題を一部でも解決しない限り、(軍事的選択肢など)お話にならない」と一蹴した。

 

トランプ政権の北朝鮮政策は、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)、ティラーソン国務長官、マティス国防長官を軸に策定されており、バノン氏は実質的に「カヤの外」に置かれている。

 ホワイトハウス当局者は保守系サイト「アクシオス」に「バノン氏は米国の安全保障を損ねている。最悪の事態だ」と語った。

 アクシオスによるとバノン氏は、南部バージニア州での白人至上主義者と反対派による衝突で、トランプ氏が人種差別を容認するかのような発言をしたことに対し、他のホワイトハウス高官が軒並み失望や嫌悪感を示したのに対し、バノン氏だけがトランプ氏の発言を全面支持した。

 

トランプ氏はバノン氏について、自らの「中核的な支持基盤」である白人労働者層をつなぎ止めるカギと位置づけている。

しかし、トランプ氏は一方で、ホワイトハウスの体制刷新のためケリー首席補佐官が起用されて以降、自らの地位が脅かされることを恐れたバノン氏が他の政権高官を中傷する情報を保守系メディアに流しているとの疑念を強めているとされる。

 ピーター・キング下院議員(共和党)は17日、「トランプ氏はバノン氏を解任するべきだ」と訴えた。


〜引用おわり〜


( 黒頭巾 )

政権内部でも、異端的位置になっていたバノン氏はフリーバス氏に代わってケリー氏が首席補佐官についたことで政権内部の秩序回復を目指すケリー氏との対立も深まっていました。日付けが変わった19日未明、解任(辞任)が伝えられました。

同じく産経ニュースの翌19日朝早い配信ニュースからです。


〜引用開始〜


トランプ氏の有力側近、バノン首席戦略官が辞任 排外政策進言に批判 ホワイトハウス現実路線に修正か 

トランプ政権

2017.8.19 07:09


(前略)


バノン氏は、16日公表された左派系誌とのインタビューで北朝鮮政策に関し、軍事攻撃の選択肢を維持する政権の方針に反して「軍事的解決策はない」と指摘。

また、政権の同僚と「毎日戦っている」と述べ、日頃敵視する投資銀行出身のコーン国家経済会議委員長らをやり玉に挙げた。

 さらに「米国は中国との経済戦争の渦中にある」と表明。国務省で東アジア政策を担当するソーントン次官補代行を解任すると述べるなど、自らに人事の裁量権があるかのような言動まで展開した。

 米メディアによれば、トランプ氏は一連の発言に激怒。

トランプ氏の娘婿のクシュナー上級顧問らがバノン氏の強硬な排外政策などを問題視し、以前から同氏の追放を主張していたこともあり、トランプ氏もこれを潮時とみて更迭に踏み切ったとみられる。

 バノン氏は、トランプ氏の移民政策や孤立主義的な貿易政策、そして最近の白人至上主義擁護と取れる発言などをめぐる思想的支柱となってきたとされる。一方でバノン氏は、退役海兵隊大将のケリー氏がホワイトハウス内部の指揮命令系統の一本化と情報管理の厳格化を進める中で孤立を深めていた。


(後略)

〜引用おわり〜


(黒頭巾)

同じく日経のwebから引用です。


〜引用開始〜


トランプ大統領、最側近バノン氏解任 政権屋台骨揺らぐ



2017/8/19 8:38 (8/19 9:55 更新)

国際


 【ワシントン=川合智之】米ホワイトハウスは18日、トランプ米大統領の最側近であるバノン首席戦略官・上級顧問が同日付で退任すると発表した。

バノン氏は排外的な政策を主張し、トランプ氏を当選に導いた立役者だが、トランプ氏の家族や別の側近との意見対立で解任を求める声が強まっていた。

プリーバス前首席補佐官に続いてホワイトハウスの有力幹部の退任が相次ぎ、トランプ政権の屋台骨が揺らいでいる。


 ホワイトハウスによると、バノン氏とケリー首席補佐官が同日の退任で合意した。

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、バノン氏は7日に辞表をトランプ氏に出したが、12日に米南部バージニア州で起きた白人至上主義団体と反対派の衝突を受けて発表が遅れていた。

 バノン氏は移民排斥や保護貿易など、トランプ氏当選の原動力となった「米国第一主義」を推進した。政権発足後はプリーバス氏と並んでホワイトハウスの筆頭幹部に就き、政権の「黒幕」とも呼ばれた。しかし、イスラム圏からの入国禁止令が連邦裁判所から差し止められるなど、政策の多くが頓挫していた。

 バノン氏の排外的な主張は、政権内の穏健派とも相いれなかった。トランプ氏の娘婿、クシュナー上級顧問はバノン氏解任を進言。バノン氏は16日の米メディアのインタビューで「毎日が戦いだ」と述べ、米金融大手ゴールドマン・サックス出身のコーン国家経済会議(NEC)委員長らとの確執を公言していた。

 同インタビューでバノン氏は「北朝鮮問題は(中国との経済戦争の)前座だ。軍事的解決はない」などとトランプ政権と異なる見解を主張し、ティラーソン国務長官が記者会見で慌てて打ち消す一幕もあった。米CNNテレビによると、バノン氏のインタビューでの発言がトランプ氏の怒りを買ったという。

 バノン氏は白人至上主義などを唱える「オルトライト(ネット右翼)」を掲げるニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の元運営者。同サイトは18日、バノン氏がホワイトハウス退任後、同サイト会長として復帰すると発表した。

 トランプ政権ではフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)やコミー前米連邦捜査局(FBI)長官、プリーバス前首席補佐官、スパイサー前大統領報道官、スカラムチ広報部長ら幹部が相次いで退任している。7月末にホワイトハウスを統括する首席補佐官に就いたケリー氏が立て直しを図っているが、動揺は収まっていない。


〜引用おわり〜


( 黒頭巾 )

それではバノン氏は今後どうするのでしょうか?

彼は解任の即日、古巣のブライトパートの会長に復職しました。

そこで、クシュナー氏たちの背後にいる既得権益層(大企業、マスコミ、大富裕層、それにつながる政治家、官僚など)との戦いを宣言しています。


トランプ大統領とその意味で最も主義(イデオロギー)の近い政権の柱であったバノン氏の解任で、かなりの動揺が広がるでしょう。彼は「トランプのため戦う」と言っていますが、トランプ大統領がその政治姿勢を変えれば変節したとして別の火種となる可能性もあります。

毎日新聞からの引用です。


〜引用開始〜


米国:バノン氏、政権外から支援 「トランプ氏敵と戦争」

毎日新聞


 【ワシントン高本耕太】18日に米大統領首席戦略官を退任したバノン氏は、極右思想を掲げるニュースサイト「ブライトバート」の会長職に即日復帰。

ブルームバーグ通信の取材に「トランプのため戦争をする」と宣言し、「敵は議会やメディア、大企業にいる」と述べた。トランプ氏の最側近として政策理念や中長期戦略を担当したバノン氏は今後、自身のメディアを通じた言論活動で政権を支援する構えだが、その過激な言動が政権の波乱要因になる危険性もはらむ。

 移民排斥などトランプ政権の過激な政策を主導してきたバノン氏を巡っては、保守穏健派も取り込んだ本格政権形成の妨げになるとして、更迭論が高まっていた。退任に追い込まれた形のバノン氏が「反トランプ」に転じるのではとの観測が広がっていることに関し、バノン氏はブルームバーグの取材に「誤解のないようにはっきりさせたい。私はホワイトハウスを去りトランプのため、彼の敵と戦争する」と強調した。

 一方で、バノン氏は保守系ウィークリー・スタンダード誌の取材に「自由の身になった私は再び武器に手をかけている。相手を破壊する」と宣言。政権内でこれまで対立してきたクシュナー上級顧問やマクマスター補佐官(国家安全保障問題担当)らを含め、バノン氏が「既得権益層」と批判する勢力に対して、大規模な批判キャンペーンを展開することを示唆した。トランプ氏支援を表明したバノン氏だが、今後の同氏の言動やブライトバートの報道が、さらなる政権の混乱を招くおそれがある。

 またバノン氏はスタンダード誌に「我々が誕生のために戦い勝利した『トランプ政権』はすでになくなっている」とも語り、「大統領を穏健路線に導こうとする動きが強まるだろう」と指摘した。米国第一主義の下、移民排斥や経済面での孤立主義など保守強硬の政策理念を共有してきたトランプ氏が転向したと判断すれば、トランプ氏への攻撃も辞さない姿勢を示したものとみられる。

 バノン氏は退任後、ブライトバートの編集会議にも出席。ブライトバートは18日配信の記事で「トランプ支持者たちは忍耐強く見守ってきたが、我々はドナルド・トランプが変節するか否か、近く知ることになる」と警告した。


〜引用おわり〜


私たちはトランプ革命を支持してきました。

バノン氏の政治手法はかなり過激でしたが、トランプ大統領とはグローバリストやディープステート、既得権益者との戦いでは同じ立場でした。

今後のトランプの戦いが、必ず勝利できるよう、またトランプ大統領暗殺の動きが封じられるよう、彼のために祈りましょう。

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