マチィス国防長官がソウルに深刻な被害のない軍事的選択肢があると語る!韓国への戦術核配備も。
先ほど興味深い記事を読んで今後の軍事行動に対しての認識の変化があり得るのか、注目されます。AFP通信から引用します。
〜引用開始〜
対北朝鮮、「多くの軍事的選択肢」 マティス米国防長官
2017年9月19日 11:59 発信地:ワシントンD.C./米
米首都ワシントンのホワイトハウスで、記者団に北朝鮮情勢について語るジェームズ・マティス国防長官(2017年9月3日撮影)。(c)AFP/NICHOLAS KAMM
【9月19日 AFP】ジェームズ・マティス(James Mattis)米国防長官は18日、米国には北朝鮮に対する「多くの」軍事的選択肢があり、その中には韓国の首都ソウル(Seoul)を危険にさらさずに行使できるものも含まれると述べた。
マティス氏は国防総省で記者団に対し、「われわれの同盟国と自国の利益を守るための多くの軍事的選択肢がある」と述べた。
さらに、詳細は語らなかったものの、ソウルに深刻な被害を与えない選択肢も含まれると明らかにした。
マティス氏はまた、戦術核の韓国への配備の可能性について米韓両政府が協議したことを認めた。
北朝鮮は15日、弾道ミサイルを発射。日本上空を通過して太平洋(Pacific Ocean)に落下し、飛行距離は過去最長に達したとみられる。ただマティス長官は、こうしたミサイルも直接の脅威にはならなかったとして、日米が迎撃する必要はなかったと説明している。(c)AFP
〜引用おわり〜
慎重かつ冷静なマチィス国防長官の発言であるだけに見落とせない記事です。
マチィス国防長官の言うところの軍事的選択肢の中で、「ソウルに深刻な被害を与えない選択肢」が具体的に何であれ、それが選択肢のテーブルの上に乗っているとすれば、これまでの議論を一気に変えてしまうかもしれない可能性もあります。
つまり、アメリカの軍事的行動のハードルがかなり下がるかもしれない重要な発言となりえます。
11月以降、北朝鮮のそれまでの行動にもよりますが、アメリカの軍事的圧力がいよいよ強まりそうな気配です。
また戦術核の韓国への配備の可能性も米韓政府によって検討されていることが明らかにされて、「真実の時」すなわちレッドラインが迫ってきていることが示唆されています。