戦争になる可能性はあるが高くはない。しかし、韓国の情勢は厳しい、、、
文鮮明師が韓国を離れ、日本に渡られたのは早稲田大学専門部の電気工学科に入学されたことによるもので決して韓国を捨てた!わけではないというご意見もおありだろうと思います。
ここで私の見聞きして知っていることを一部ご紹介して参考にしていただきたいと思います。
文鮮明師は当時、二十歳前後にしてにしてすでに韓国の主人としての深い自覚を持たれておられました。
日本に向かう列車の中で神様に泣きながら、自分が韓国を離れる間どうかこの可哀想な韓国を守ってくださいと祈り続けられたそうです。
そのような心情を抱きながらなぜ韓国を離れ、日本に渡られたのか?さまざまの事情や理由がおありであったと思われますが、その一端であったという事情を思い出しましたので紹介します。
間違っているとか詳しい内容をご存知の方がおられましたら、ご指摘ください。
文鮮明師は早稲田大学への留学が決まる以前に、学校(どの学校であったか記憶がありません)の卒業式で総代となって代表としての文章を発表された時、その学校の先生方の良い点、悪い点をあからさまに指摘してしまったことがあって問題となったそうです。
その中に当然日本植民地下にあって日本に協力したり媚びたりする姿勢を徹底して批判されたそうです。
それで教育当局から要注意人物として徹底的にマークされて韓国内での高等教育への道が閉ざされ、日本への留学を選択されたという事です。
もちろん日本留学の許可は簡単には降りず、担当する役人に直談判を行かれたそうです。
「日本を批判したのも日本を良く知らないことが原因にある。日本に行って直接学んで、韓国よりも進んだ社会や産業や教育を知りたい。それを韓国に生かして韓国の発展に寄与したい」と申し出られたそうです。
そこで元々優秀な若者を日本に留学させてしっかりと学ばせてその上で日本に協力させるのも悪くはないと担当者は思い直して留学を許可したそうです。(私が講義か何かで聞いた話です。)
文鮮明師はあらゆる観点から日本を研究して、それを生かされました。
ただ韓国は神様がメシヤを送った神様の国であるという単純な観点のみを持たれていたのではありません。
そして自分の身を守るために日本に協力する姿勢を厳しく批判されました。
これから文在寅大統領のもとで、北と融和し、中国に靡こうとして、共産党の中国主導下の道を歩もうとするならば、韓国の聖殿の方々はどのように過ごされますか?
文鮮明師の家柄は旅人をもてなすその地方の古い両班の名望家として知られていました。
しかし、文師の祖父の代から、密かに抗日組織に資金を与え、またその家で秘密の集会がもたれていたと言われています。
度重なる資金の提供で次第に衰えていったのです。また文鮮明師の少年期には様々な不幸に見舞われたそうです。
韓国の方々はどのように暮らされますか?
文在寅が国を売ろうとするとき、どうされますか?
もしも先頭に立って文在寅に反対した時に、ご家族は辛い立場に立たれるかもしれません。ご親族は逆の立場であるかもしれません。
またお仕事の関係先はいかがでしょうか?
おそらく韓国に分裂をもたらすとして多くの人々から糾弾されることも多いでしょう。
現在でも文在寅大統領が中国で屈辱的な扱いを受けた時、保守派や国民の一部は中国に抗議せよと迫り、騒ぎました。
しかし、大統領支持派は大統領が一生懸命やっている時になぜ足を引っ張るのか、なぜ自分たちの大統領の行こうとする道を妨げるのかと、中国に抗議することに反対し、それだけで紛糾しました。
今、オリンピックで、平和的ムードですが、オリンピック終了後は大規模な米韓共同軍事演習が予定されています。
北は当然演習中止を要求します。その点では中国やロシアも同調することでしょう。北はおり
韓国の世論も分裂するでしよう。
今年は正念場です。
韓国を救うために日本に来られて、韓国をどのようにするかを研究して行かれた文鮮明師の生き方は参考にされても良いのではないかと私は思います。
もちろん日本で原理の追求をされたのですが、なぜ韓国から離れて日本で原理を研究されたのでしょうか?
文師には前述した意図がおありだったのでないかと思います。
韓半島で戦争が起きる可能性は限りなく低いともいわれますし、今のままで30%、さらに三月以降は高くなるともいわれます。
一番大きな可能性は戦争があってもなくても北の金正恩体制が大きく変わってしまいます。
その中でも敢えて私の見るところ、最も大きな可能性は金正恩が南北統一への道を進み、韓半島の主人になって行くのだろうということです。
少なくとも北は戦略核(大陸間弾道弾= ICBM)の廃棄に応じら代わりに、在韓米軍の撤退を要求して韓国、アメリカがそれを受け入れる可能性があるということです。
日本、韓国向けの戦術核については当然日本は大反対するので、日本は南北統一のための大きな資金援助をして戦術核の放棄を求めて受け入れてもらう形になりそうです。
つまり南北統一を容認して、アメリカは韓半島から手を引く見返りに北は核を放棄するというのが、最も現実的であろうと考えています。
それは最悪?ということですが、誰も戦争を望んでいないので最大公約数を取ればそうなるしかないでしょう。
問題は文在寅は国を北に売るでしょう。在韓米軍の後ろ盾無くして北と対峙した場合、戦争をしたくなければ北主導の平和すなわち一国二制度という美名のもとで、平和協定を結ばれて、金日成以来のお高麗民主共和国へ向かうことになりそうな予想ができます。
そこでの本当の後ろ盾は中国です。韓半島全体を中国の主導の勢力圏に置くことは中国の夢の一つである第二列島線の制圧に向けての有力な布石となるでしょう。
今回世界中からオリンピックの平和ムードの中で南北の高官による会談が開かれますが、その試金石となる事でしょう。そこでの北の思惑は米韓に亀裂を入れる第一歩となりそうです。
その場合、日本は南北の平和共存、あるいは南北の平和的統一の美名のもとで多額の資金を差し出すことになることが予想されそうです。
その上、アメリカに対峙する中国、それに追随する韓半島と直接向き合って行くという何重もの試練に直面します。
韓国という緩衝地帯、あるいは北に対する盾を失うことは十分あり得ます。
次に韓国を北から解放できるのは中国共産党一党独裁体制が崩れる時しかないでしょう。
日本の国難はさらに続くことになります。
このようになる可能性を70%くらいとみています。
それは結局のところ共産主義国家中国の主導の勢力圏に入ることになります。
それを我々は止めれるのでしょうか?
韓半島が最低限の非核化が実現されたとしても、中国の核はアメリカと日本を射程に置いている事でしょう。
韓国を北朝鮮に差し出すことで、金正恩は満足して非核化に応じる可能性はあるでしょう。
そこで唯一韓国の民意がどうなるのかが問われます。
本当の「真実の時」チキンレースの最終局面はそこにあります。
文在寅の現在の支持率は70%程度だとしてその時もおそらくその程度あるとすればもはや打つ手はありません。
それでは在韓米軍の撤退にアメリカと韓国が応じなければどうなるか?
北がどうなったとしてもアメリカと中国の狭間で韓国世論は真っ二つになるほかないでしょう。
その混乱は中国がやはり共産党の一党独裁が倒れるまで続くでしょうし、今の中国政府が倒れれは、韓半島はとんでもない大混乱に陥ることが予想できそうです。
第三次世界大戦の舞台となるか、予想は全くできません。
中国になびいた代価は高くつくことになることを心配します。