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めまぐるしい激動の金正恩訪中とその背景は?そして日本はどうしたら良いのか?

投稿者:一さん

コメント本文:金正恩朝鮮労働党委員長がドナルド・トランプ米大統領との会談を提案し、今度は、訪中し、習近平国家主席と会談しました。内容は非核化実現に尽力すると言うものでした。冷酷な独裁者としか感じられなかった金正恩が人格に変貌を遂げている様に思われるのですが、楽観はしていません、今後も注意深く見守って行きたいと思います。


投稿ありがとうございます。

ご投稿の中にあるように、金正恩労働党委員長が、「冷酷な独裁者としか感じられなかった」のに「人格的な変貌を遂げているように思われる」とありますが、全く多くの人が戸惑った印象を持たれたことと思います。

これは原理を知った立場からすればサタンは光の天使長を装い、人間を霊肉共に殺害してきたので、その両面性があるのは至極当然なことです。

また彼の天才的な外交手腕を発揮できるのも知恵の天使長の力と見ることができるでしょう。

それに対してトランプ大統領は政治的には善の天使長であると同時に自由陣営の守護神であることを理解すべきであり、あらゆる知恵と知力を総動員した戦いであることがわかります。


さて今回の電撃的な金正恩労働党委員長の訪中ですが、複雑な事情と戦略が混じった動きの中から生まれたわけですが、ある程度単純に考えてみましょう。

今回の五月末までの米中首脳会談はトランプ大統領の想定外の即決即断から始まったハプニングです。

よもやこんなに簡単にトランプ大統領が乗ってくるとは思いまやらなかった金正恩はどう理解したら良いのか戸惑ったはずです。

そしてトランプ大統領の意図がもし交渉決裂ならばそれを口実にした軍事行動の正当化に利用される可能性が高いことに気づきました。

さらに対話派のティラーソン国務長官を解任し、後任にタカ派のポンペオCIA長官を充て、さらにマクマスター補佐官を更迭して後任には元国連大使のボルトン氏を指名しました。

特にこのボルトン氏は米国の北朝鮮に対する予防戦争は合法だと主張してはばからない超強硬派であり、金正恩はトランプ大統領の意図をはっきりと認識して、すぐさま中国に駆け込むことにしたという図式です。

これにはトランプ大統領もある程度ニンマリとしています。つまり軍事的圧力と経済封鎖の効力が出て、北朝鮮が中国に泣きつく姿を見たわけですが、中国を引っ張る出すことに成功した金正恩を見直すことになります。

つまりこれまで北朝鮮は一度も自らトランプ大統領との米中会談に触れたことはなく、今回初めて中国の習近平総書記から明らかにされました。

それも会談直前の27日、習近平主席からトランプ大統領への電話会談で、金正恩労働党委員長からのメッセージとして米朝会談でお会いできるのを楽しみにしているとの伝言が伝えられました。

このように金正恩は習近平に花を持たせて中国のメンツを立てました。

実は中国にとっても金正恩の訪中の申し出は渡りに船でした。もともと北朝鮮問題、半島問題はもとより東アジアでの主導権を握りたいと願う習近平にとって自分を蚊帳の外において米朝会談、南北会談が持たれて、対話が進むことは我慢できないことであり、またトランプ大統領からは貿易戦争を仕掛けられて防戦に追われていました。

そこに金正恩が取り入って、習近平の出番を用意する格好で、まるで後見人である兄貴を慕う弟のように跪かんばかりの金正恩はその役をこなし切りました。

これは巷では中国を後ろ盾にしてとか中国という保険をかけたとか言われていますが、もしアメリカが北に軍事行動をとれば、中国が黙っていない、第二次朝鮮戦争はもちろん第三次世界大戦まで覚悟しろということです。

中国は北朝鮮に対しての影響力を示してアメリカに対して有力なカードとなって貿易戦争でも取引の材料にできるメリットもあります。

アメリカは中国の仲介を期待できるので北朝鮮への非核化に向けて、中国からのコントロールをある程度期待できるわけで、いよいよいよ役者が揃いつつあるというところでしょう。

もちろんかなりの警戒が必要です。かなりうまく金正恩は立ち回っているようですが、この金正恩の行動力の源泉はあくまでもその獲得してきた核戦力にあります。

彼はそれを外交的にも、経済的にもできるだけ高く売りつけるつもりであり、その結果の影響は日本に多大な損害を及ぼすことになります。

詳しくはまたの機会ににしますが、日本は全くの蚊帳の外ということは最も不利な立場をしいられる可能性が高いのです。平和の代償は日本の金です。

それでは日本はなぜそのように扱われるのでしようか?

もちろん日本は軍事行動を自らの意思ですることができないのみならず、日本のために戦うアメリカ軍への協力や支援すら限定化されていて、そのことは日本という国が軽く見られてしまい、隅に追いやられるのは当然です。

基本的に日本が正規のプレイヤーに入れるのはお金を出すときだけです。

日本は経済力に見合う(行使できる)軍事力があってこそ、その外交力、政治力、交渉力を発揮できるのであって、蚊帳の外に置かれるのが不思議なことでもなんでもないのです。

アメリカ、中国、ロシアそして今回の北朝鮮のような外交力を期待するとするならば、核戦力を持ちそれを生かした外交戦略を発揮する手腕を持たなければなりません。

ですから、日本はアメリカにお願いすることしか基本的にはできません。

アメリカにとっては日本が一番の同盟国というのは建前の部分が大きく、本音はトランプ大統領が言うようにさんざん利用しやがってということです。

今回の鉄鋼、アルミの関税をかける取り扱いに日本を除外しなかったのは元々その本音を隠す気がないという意味です。

もちろん安倍首相とトランプ大統領の信頼関係は深く、安倍首相の経験と見識はトランプ大統領を支えるものですが、日本がその国力に見合う貢献をしているかと聞かれれば、トランプはノウというしかありません。

しかも安倍晋三を尊敬する一面は豊富な外交経験だけでなく、内政での支持率の高さでしたが、頼りにし甲斐が弱まってきました。

それでは安倍首相の代わりに誰かがとって代われるのか?

自民党の支持率はさほど下がっていませんし、野党の支持率もさして上がらない現状は、国民はやはり自民党政権に期待していると見ていいでしょう。

それでは自民党内に安倍さんにとって代わると自信を持った人はいるのか?

誰も声を上げません。

もし安倍さんがとことん国民から見放されれば、その時は危機を救うためには立ちましょうということであって、自信を持って代わろうという人はいません。

ですから安倍首相は自信を持って訪米したすべきです。安倍首相に代われる人はいません。

安倍首相の長期政権は弊害化しているなどという言葉に騙されてはなりません。

そのようなことをいう与野党の政治家は大概安倍ばかりがいい目をしやがって何で安倍さんばかりが権力の座にいるのかというやっかみや嫉妬から騒いでいるのです。まともな政治家ならば、森友問題の八億の値引きと北朝鮮問題という国家の危機とどちらが大事な問題かはわかっているはずです。

まっとうでない野党や嫉妬に狂う与党の質の悪い政治家達が騒いでいるのです。

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