ベーブルースの再来?大谷翔平はこれまでの「常識」を打ち破ってしまうのか?
今日は野球の話で恐縮ですが、大谷翔平の大リーグでの活躍がすごいことになっています。
今までの常識を覆して投手と打者の二足のわらじ、一人二役の活躍は大リーグでは「野球の神様」と言われるベーブルースの再来とされています。
実際に第二のベーブルースとなれるかはまだわかりませんが、可能性は充分にありそうです。
ベーブルースのように大リーガーとして二足のわらじとしての活躍として認められのは先発投手としては10勝、長距離打者としては10ホームラン以上が目安のようですが、一年目からそれを超えるのは怪我をしなければまず間違いなさそうです。
打者としては最初の試合でまず初球ヒットを飛ばし、二試合目でホームランを打ち、その翌日にも二試合連続となるホームランを打ちました。
投手としてはチーム開幕二試合目の先発を任せられて、初勝利を挙げています。
もともと投手としての能力を高く評価されて大リーグ入りしていますし、その最速165キロの速球と鋭いフォークボールは大リーガーと雖もなかなか捉えらない威力があります。
まだ23歳と若く、日本での実績も長くはないことから、アメリカでもその活躍を危ぶむ声も多くありましたが、わずか数試合での活躍で評価を一気に変えました。
公式試合の始まるまでのオープン戦で投手としても、打者としても結果を出せず、本人も、監督以下首脳陣も動ずることなく、起用し、修正できる高い能力を証明しました。
彼は高校時代にすでに時速160キロの球速を記録して、最初から大リーグを志望していました。
大リーグでの球速記録はキューバからの亡命選手のチャップマンが出した169キロと言われていますが、大谷選手は現在大リーグでもトップクラスの165キロをすでに日本球界で記録しています。
大リーグと言えども、160キロを超える選手は滅多にいません。
その速球によくコントロールされたフォークボール(スプリット)があれば、10勝どころでない活躍が期待できるでしょう。
これは本家アメリカの大リーグの常識すらも完全に覆してしまうもので、大リーグの野球の姿を変えてしまうインパクトがあります。
投手と打者の二刀流はベーブルース以来100年間なかったことなのです。
ちょうど100年前の1918年ルースは打者としてホームラン11本と投手としても13勝を挙げて、大リーグの唯一の10勝以上と10本以上のホームランを記録しています。
それ以来、誰も記録していないことからもし100年ぶりに実現すれば、歴史を変えてしまう事になります。
打者として大リーグで活躍した日本人は今も現役を続けるイチローが有名ですが、ホームランを打つ強打者を好むアメリカ人にとっても強烈な印象を与えます。
しかし、大谷翔平がこの道を進めたにもいろいろな後押しがありました。
最たるものが、日本で彼のチーム日本ハムの栗山監督でしょう。
高校時代から、大リーグ志望の強かった大谷選手を大リーグに行けば、大リーグには二刀流のシステムのないので投手一本になるしかない、ウチ(日本ハム)に来れば、必ず二刀流をやり遂げるようなやり方を実現してみせると確約した結果、それならばと日本ハムに入団したいきさつがあるという事です。
つまり、栗山監督無くして大谷の二刀流はありませんでした。
また、二刀流を日本で始めましたが、それに対して無理だ、怪我をすると否定的なや評論家も多くいました。これまでの常識からはとても判断できることではありませんでした。
まるでアニメか劇画(漫画)の世界の話です。
アメリカにも二刀流をどうやって調整させるのかコントロールするのかノーハウがなかったので、栗山監督まで調査にやってきました。
このように二刀流を可能にする関係者の努力がありましたし、またそれを実現する大谷選手の意思と忍耐、また選択が常にあったことになります。
私たちにも見習うところが大きいと思います。
私たちも前代未聞の時代に生き、これまでの常識や感性、意識が大転換されなければならないのです。
これまでの私たちが当たり前のように感じたり、信じたりしてきたことが、いとも簡単(ではないかもしれませんが)に覆されました。
韓氏オモニの失敗、家庭連合幹部による不正、そして、ミクロとマクロの関係、さらに康賢実先生との完成期祝福、鉄の杖の摂理と次から次へと
選択と判断が試されます。
また野球(ベースボール)発祥の地であり、そのスケールと実力と舞台の大きさが断トツのアメリカではなく、まったくアメリカのベースボールとは異質と言われた日本の野球から本家の常識までも変えるとしたら、こんなに興味深いことはないのです。
日本は決して世界の中心ではありませんが、それに大きな影響を与える存在になれる可能性があることを証明してくれようとしているのかもしれません。