ttkzkn1610のブログ

今後ますます混乱し、崩壊の危機が迫る統一教会に対して快刀乱麻、収拾を目指します。本来の姿に再生させるには、自由闊達な議論のもと、各人の主体的判断による後継者の選択と真のメシア観の確立が最重要課題と確信しています。

マティス国防長官のジレンマと苦悩。

米韓合同軍事演習が三月に行われます。

斬首作戦を中心とした先制攻撃をふくむかなりリアルな言わば実戦さながらの訓練となりそうです。

さて実際に先制攻撃となった場合作戦の成功はもちろん様々な課題が浮かび上がります。


北朝鮮の最高指導部並びに核施設などを制圧するには一週間ほどかかるといわれています。この制圧までの期間にまず問題があります。

まず核弾頭を持ったミサイルを含めてかなりのミサイルが、グアム島、ハワイ、沖縄などの各米軍基地に向けられます。

また日本自体にも、そして韓国にも向けられて、発射されることになります。

これを日本でもイージスシステム、パトリオット、などで迎撃することになります。

ところが北朝鮮には日本に向けられたミサイルがすでに200〜300基配備されているとされていて初期攻撃や迎撃ミサイルでどれだけ破壊あるいは撃墜できるかはわからないとも言われています。

もし迎撃システムをくぐり抜けて日本に着弾し、万一核弾頭が装着されていたならば数万から数十万の犠牲者が出てもおかしくありません。

それを防ぐにはミサイル発射台そのものをミサイル発射より先に全て破壊することが必要になります。これを米軍だけでできるのか、あるいは任せっぱなしでいいのかという問題があります。

基本的に日本は守るだけいわゆる専守防衛という立場で攻めるのは米軍の役割ということになっています。

米軍が矛、自衛隊が盾と言われるのです。

これは主に日本国憲法の制約があるということです。

憲法守って日本が滅ぶことにもなりかねないとよく言われるのですがこれもその一例です。

今までの憲法解釈からできなかつたこと、すなわち日本上空を通過し、グアム島やハワイを狙うミサイルを撃ち落とすこと。

さらに日本に向けられたミサイルやその基地を直接攻撃できる攻撃力をある程度持てるように本当はすべきですが、現状では能力も用意もありません。


いずれにせよアメリカ国防長官マティスは先制攻撃中に出てくる北朝鮮のミサイル攻撃を完封できるのか自らに問うているでしょう。

まずは日米韓の緊密な連絡、情報交換が必要です。つまりGSOMIAジーソミアが必要です。

また直接地続きの韓国はさらなる被害を受ける可能性があります。首都ソウルは国境付近の山岳地帯から雨あられの砲弾を受けることになります。


北がいつも使うフレーズ「ソウルを火の海にしてやる!」ということになるのは避けられないと思われます。その被害をどの程度部分的に抑えられるか、悩むところです。


しかし、一週間、実質的にはもっと短く三日くらいかもしれませんが、もちろん韓国との協議と理解、了解を必要とするでしょう。


そこで保守政権が必須です。大統領のリーダーシップが大きく左右するでしょう。


ところが軍事作戦が完了したあとさらに難しい問題が待ち受けています。

前回触れたように北朝鮮をどのように統治するのか、イラクなどの失敗が教訓です。

韓国に北を治めるその意欲や能力がどの程度にあるのか疑問です。

また激しい反米教育を受けた北の国民がアメリカの統治を受け入れません。

また前回触れたように中国が強硬に反対したり介入したりするでしょう。ロシアも黙っていないでしょう。

日本にも大きな復興支援の援助、インフラ整備など多額な資金とノウハウの提供をもとめられることになるでしょう。

そのことも含めてトランプ大統領にどのような進言をするのか。マティスだけの仕事ではありませんが、かれの仕事は大きく、また苦悩も深いと思われます。

しかし、国防長官に就任して真っ先に韓国と日本にやってきました。韓半島の緊急性と重大性を理解していたと思われます。かれはなんとかしたいと居ても立っても居られない気持ちで解決の意欲と決意を持ってきたに違いありません。

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