ttkzkn1610のブログ

今後ますます混乱し、崩壊の危機が迫る統一教会に対して快刀乱麻、収拾を目指します。本来の姿に再生させるには、自由闊達な議論のもと、各人の主体的判断による後継者の選択と真のメシア観の確立が最重要課題と確信しています。

「お盆」が終わって。次の「正月」はどのように迎えるでしょうか?第二弾。安倍政権の後継は?

さて先回は来年の正月にはこのタイトルで韓半島での危機がどのようになっているのかを考えてみましたが、一方の国内ではどうでしようか?

隣の韓半島が暗雲が立ち込めている中で日本国内が安定していなければ大変です。

そこでひとまず内閣改造を終えた安倍内閣がどのようになって行くのか、考えてみたいと思います。

ほんの数ヶ月前までは安倍一強と言われて国際関係以外危機らしいものは何も感じられなかったのですが、いまやポスト安倍について議論があるようです。

結論から言うとポスト安倍はやはり安倍確率が最も高いと思います。

韓半島やその他の危機を見て国民が安定した特に日米関係の良好な安倍さんを支持するだろうと言うことは自然です。

色々あったとしてもお自民党内部で安倍おろしの動きはまず起こりそうもありません。ましてや安倍内閣に代わる政権が野党に期待されているとは到底今の時点でもおそらく来年でもありそうにもないのが実情です。


まず、自民党内ですが、来年の九月自民党総裁選があり、安倍首相は三選を目指して最長と2021年までの総裁、首相を目指すことになります。

その総裁選に出馬が予想されるのは石破茂元防衛相、野田聖子現総務相、といった顔ぶれになりそうですが、よほどのことがなければ安倍さんの優位は揺るがないでしょう。

むしろ、その直後から三年後の総裁選に向かって熾烈な後継争いが水面下?で行われると思われます。

問題はその時に安倍さんの影響力がどの程度残っているか、またふさわしい後継者が次に選ばれるかです。

安倍首相にとって政治的には今年から来年にかけてが最も苦しい時期になろうがと思います。

まず最後まで安倍首相を支えて「禅譲」を期待するのが、最も次期総理に近い男、岸田自民党政調会長です。

いまや岸田前外相がポスト安倍の本命となりました。

一寸先は闇と言われる政界ですから、「禅譲」はスムーズに行った試しはありません。

全く、最後の最後までわからないドラマが必ずと言っていいほど起こるものです。

そこで気になるのが安倍首相はタカ派の代表格ですが、岸田さんはその派閥も彼自身とハト派とよばれる自民党内ではリベラル色が濃い人なので、政策の継続性に疑問もあります。

安倍さんが力を残した形で後見的な役割を果たせば良いとの判断もありでしょう。

何より、今回の内閣改造は安倍政権の骨格は変わらないと言われますが、安倍首相のスタイルがだいぶ変わった印象を受けます。

短期政権だった第一次安倍内閣ではお友達内閣と揶揄されて親しいメンバーで政権を運営して来たことを批判されました。

政権交替後の第二次安倍政権では、挙党一致的な役割を与えて、麻生さん、石破さん、谷垣さん、菅さんといった実力のある人々を要所に配置して来ました。

そして長期政権をにらんだ今回は過去の長期政権の先輩を見習ったかのような凄みが出て来ました。

戦後最長だった佐藤政権の佐藤元首相は人事の佐藤と言われて絶妙な人事で長期政権を築いたとされています。

私はまだその時期には小中学時代でしたので、わかりませんが、その佐藤元首相の手法を真似たという話も出ています。

また、小泉純一郎元首相のような権力闘争をモットーとするしたたかなスタイルも取り入れているようにも見えます。

小泉さんの政治家としてのしたたかさは今まで敵だった人も機と見るやその懐に飛び込んで味方にしてしまうところや一旦、敵にすれば徹底的に叩いてしまう非情さを持っているところです。

政治とは権力闘争であり、昔ならば、選挙は合戦。選挙といった合戦場で負ければ政治生命は終わるかもしれません。

小泉さんは今の平和な時代は命まではとられない(当たり前ですが)と言って政治生命の取り合いといったスタイルを持っていました。

彼は戦国武将の本を好んで読んでいたようです。

今回の内閣改造で、安倍首相は対抗する石破さんに近かった人たちをあらゆる方法で閣内に取り込んで石破さんの手足をもぎとり、石破さんを孤立化に追い込みました。(もちろん意図的なものかはわかりません。いずれにせよ政治家たるもの軽々しくその意図をあからさまにはしません。)

また耳痛い直言や、対立する行動を好んでする野田聖子さんに胸襟を開いて、閣内での協力を得ました。

もちろんこれら閣僚の手綱捌きはこれから問われますが、これまでの仲良しグループとのお人好し政権から、一歩も二歩も進んで一皮向けた安倍スタイルとなりそうです。

* 以前、このブログで、鷹が古くなったくちばしと爪をかたい岩で砕いて身体に内部出てきていた新しいくちばしと爪を手に入れるという(真実の話かはわからない)逸話を紹介しましたが、まさに、新しいスタイルを取り入れた安倍首相にさらに大きな期待を込めたエールを送りたいと思います。*

少し前に関西でしか見られないようですが、「そこまで言って委員会」という番組で、歴代首相を評価する特集をやっていました。

近年では中曽根元首相(任期が佐藤元首相の約7年に次ぐ5年。)の評価が高かったのですが、出席者の宮家邦彦さんから、中曽根元首相は後継者の選び方に問題があったのではないかと、長老格の橋本五郎読売新聞特別編集委員に聞く場面があって、私はおっ いいこと聞くな、と思って聞いていたら、橋本さんの答えは期待ハズレでした。

あの当時、任期切れ間近の中曽根首相は安竹宮と呼ばれた、安倍(今の首相のお父さん).竹下、宮沢の後継者争いをそれこそ中曽根さんはやめるに際しても充分な力があり、中曽根裁定と呼ばれる後継者決定に絶対的な立場にありました。

その時、竹下さんを後継者に指名したのですが、私達はどれほどガッカリしたかわかりません。

文鮮明先生は「 中曽根さんに○○○(想像にお任せします)が入ったよ。」と言われました。

政治家としての思想やそれを実現する政策からして、安倍晋太郎さんが一番近かったはずであり、また最も現実的に優位にあるはずでした。

それが大逆転としか思えない結果でした。

当時、勝共にいた私はその決定を受けたときの落胆ぶりを覚えています。

日本の摂理は30年遅れるだろうと言われました。(今その30年後です。そんな後になったら摂理は終わってるやないかと日本はどうなるのかと当時は心配でした。)

その結果、竹下首相が誕生して自民党はリクルート問題に揺れて、次の宮沢政権でもその問題が影響して、自民党は分裂、下野することになってしまいました。

竹下後継指名は竹下さんの叔父の田中角栄に代わるキングメーカーといわれた金丸元運輸相が動いて、中曽根さんに○○○が渡ったことによるものと言われました。

中曽根さん首相引退後、世界平和研究所などをお造りになられて、顕彰するとされました。

その中曽根さんの盟友が読売新聞本社グループ会長の渡辺恒雄氏であり、(いろんな意味でドンと呼ばれています。)

その渡辺恒雄さんの腹心の部下が橋本五郎さんですから、中曽根さんに不利なことは言えないのもわかりますが、所詮その程度の方でしょう。

橋本五郎さんの答えは中曽根さんの後継選びは立派だった。あれほどの後継者選びはなかったと言われました。

長老というか長年政治をマノアタリに見てきた橋本五郎さんが、政界の裏事情を知らないはずはないでしょう。

安倍首相は人柄がよく、また、中曽根さんのように成り上がってきた金権まみれの周囲の環境もなく、その意味で何の腐れ縁もない方です。

その後継選びは真に国の為、国民のために最後まで全力でされるものと確信し期待しています。


*参考までに橋本五郎さんの中曽根さんの後継えらびの答えは、安倍晋太郎さんは人が良いので(権力闘争や力関係に疎いので)外交をやって揉まれてこい.(外務大臣を長くされました).宮沢は頭は良いのだか、人間関係が不得意なので党務をやれ、(党総務会長をやりました)竹下は金で苦労しろ、(当時の大蔵大臣を長くやりました)と三人を苦手な分野をやらせて力をつけさせて競わせた、実に上手いやり方だったと宮家さんの質問を封じました。

まあ、中曽根さんも小泉さんも立派な面はあったし、また権力の意味するものや使い方に上手いところはあったことは事実ですが、一番大事なのは、天命を知る、天の願いに自分を捨てる決断に政治家としてのすべてがかかっていることを悟るべきだと思います。

安倍首相は稲田前防衛大臣という秘蔵っ子と言われる後継者の一人を失いました。決して思想的に近い人がふさわしくない場合もあるので、政治家としての後継選びも含めた対応力はこれからますます進化を遂げられるであろうと確信するところです。

政治は結果責任です。

来年は日本国がますます困難なまた危機の年となることが予想されます。


少し早い話かもしれませんが、来年を展望して、安倍首相の底力が発揮されますよう願っています。

私も微力ながら、精一杯応援し、陰ながらお支えできたらと願っています。

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