ttkzkn1610のブログ

今後ますます混乱し、崩壊の危機が迫る統一教会に対して快刀乱麻、収拾を目指します。本来の姿に再生させるには、自由闊達な議論のもと、各人の主体的判断による後継者の選択と真のメシア観の確立が最重要課題と確信しています。

世界の政治潮流が今どこにあるのか、そして日本は取り残されるのか?

先日、知り合いの地方政治家が、とある店で、私たち夫婦と出会って、話したくてうずうずしている様子だったので、席を移動して相席させてもらいました。

彼は口を開くや否や世界の社会情勢のパラダイム(座標軸)が変わったと興奮気味に話し出しました。

それは何ですか?と聞くと

「中国の習近平、ロシアのプーチン、など世界の指導者が独裁化してきている。これに反発する民衆の不満が溜まって半独裁の民衆の間の声が満ち溢れるようになり、世界を半独裁の民衆の力が沸き起きてそれが世界を動かす軸になる。」というのです。

まことに結構な話なのですが、頭の中がお花畑で遊んでおられるようです。

むしろ現在の世界の流れは逆に動いていることを諄々(じゅんじゅん)と説いていくとう〜んお花畑の発想かと理解してくださった様子でした。


そんなお花畑に一時(いっとき)でも浸れるのは米朝首脳会談が現実味を帯びてきて、とりあえず限定的ではあるけれど、戦争が少し遠のいている予想が一般的に広がっていることの影響もあるようです。

今回の中朝首脳会談の結果、北朝鮮は中国という後ろ盾を得て、簡単にはトランプ大統領も北朝鮮と決裂するわけには行かなくなったという読みがあります。

つまり軍事的強硬路線が取りにくくなり、北朝鮮が韓国、米国に対して望んでいる「段階的、同時的な措置」がより計算出来ることになってきました。

つまり、トランプや安倍さんが目指す一気に核開発の完全な廃棄ではなく、段階的に廃棄に向けて話し合いそれに応じて北朝鮮に対する制裁を緩和し、圧力を和らげ、さらにご褒美である援助を勝ち取ろうとするものです。

このような北朝鮮の条件闘争にトランプ大統領は乗ってしまうのか予断を許しませんが、交渉はかなり長期化する可能性が出てきました。

多くの識者が指摘するように解決が長期化すれば、それは一般的には北朝鮮に有利になります。なぜなら独裁政権は長期化しますが、独裁ではない、民主主義政権は主に選挙による政権交代あるいは任期が終わると交代していくしかないので、長期戦になれば、独裁政権が有利になります。

プーチン然り、習近平然りです。

まだ34歳と若い金正恩も戦争や政権崩壊がなければ、あと数十年続く可能性もあります。

そのことにやがてアメリカ国民も気づくことになるでしょう。

しかも戦争ができないとなると中国からの圧力に期待したいところですが、今回の中国北朝鮮の首脳会談を見るとわかるように腹の底は別として両国の国益はかなりの点で一致しているので、対アメリカにおいてかなりの点で共同歩調を取ってくるでしょう。

ですから、アメリカや民主主義の国際社会も長期戦を覚悟せざるを得ないことになります。

プーチンも習近平も国内では圧倒的に支持されていて、一部には反対勢力もありますが、多くの国民の支持を得て政権は長期化し、対外的には強気な姿勢が目立ってくるでしょう。

北朝鮮はその両国との連携を図り、その利害を調整しながら、延命を図ることになります。

アメリカとしては、北朝鮮はもとより、中露両国はもちろんイランや過激派などとも対峙しなければならないので、やはり、強力な長期政権を望む声が高まる可能性が強いと言えます。

つまりトランプ大統領の再選の方向へと向かう流れとなるしかありません。

もし、民主党政権に戻れば、オバマのように「戦略的な沈黙」という状況の放置か、クリントンのような場当たり的に戦争かもしくは援助を取られるというだけの結果になってしまいます。

マスメディアやハリウッド、金融界やその資本家達いわゆるグローバリスト達はいざ知らず、トランプの支持基盤であるキリスト教右派は断じてそのような歴史の逆回転は許さないでしょう。

翻って日本はどうでしょうか?安倍政権が弱体化しながら、残された首相の在任期間が短くなるのでしょうか?

いえ、安倍政権をさらに任期を延長させて、トランプ大統領と組んで、あらゆる内外の課題に対してさらに強力に対応する必要があります。

もちろん中国もロシアも北朝鮮の非核化を望んでいます。

しかし、同時にアメリカの弱体化も望んでいます。朝鮮半島の非核化はやっぱり両国にとっても魅力的です。

つまり韓国に対してアメリカの核の傘を外すことはこの両国にとっても相対的に利益になります。

結局韓国も含めた韓半島全体が中国の主導権下に入る公算が大きくなります。(ロシアはできたら絡んできたいといったところでしょう。)

もしも韓半島全体が中国主導下に置かれれば今よりも数倍中国の圧力に日本はさらされることになります。

それを防ぐにはアメリカがこれまで以上に軍事的プレゼンスを高める必要があります。

今ならは圧倒的にアメリカが軍事的に有利ですし、やり方によっては経済的にも有利さを保つことはできます。

それには貿易戦争を仕掛けて中国を抑えこむことです。中国はさまざまな問題ある不正行為によって貿易黒字を積み重ねてきました。

さらには、中国の対米貿易黒字は結局、中国の軍事力に転換されていって十年後、二十年後にはアメリカの力に迫ってくるでしよう。

アメリカが今回中国に対する貿易戦争は実際理にかなっています。

トランプを支援し、安倍首相を守る戦いは実に国益を守るに沿った正当なものです。

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