ttkzkn1610のブログ

今後ますます混乱し、崩壊の危機が迫る統一教会に対して快刀乱麻、収拾を目指します。本来の姿に再生させるには、自由闊達な議論のもと、各人の主体的判断による後継者の選択と真のメシア観の確立が最重要課題と確信しています。

北、金委員長、食料追加配給の軍幹部を公開処刑⁉︎ 理念の混乱は体制崩壊の恐怖か?

金正恩委員長は本当に変わったのか?

米朝首脳会談を前後して韓国をはじめとして西側諸国の間でも金正恩委員長の評価があり、好印象度を増しているようですが、そう簡単に楽観視しては危険だと思います。

恐怖による独裁政治的が終わったわけではなく、このまま米朝交渉が推移していけば、その強権的独裁の恐ろしさは却って、米国をはじめとする国際社会からお墨付きさえ与えかねないパラドックス(逆説)に陥りかねません。

次の記事は北朝鮮の統制がいつ瓦解するかもしれない逆の恐怖があることを示しています。


ある軍幹部がこれからは苦労して「節制して、ロケットや核兵器の開発をしなくても良いから食料と燃料の配給を追加した」という理由で公開処刑をされたというものです。

処刑の根拠とされたのが「これが職権乱用であり党の先軍路線に反対する利敵行為的な発言として問題になった」というのです。韓国、中央日報からの引用です。


〜引用開始〜

金委員長、食料支給決定の軍将校を公開処刑…「理念中毒の芽を摘むべき」

[ⓒ 中央日報日本語版]

2018年06月29日 13時45分


北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が軍と家族に食料と燃料を追加で支給したという理由で陸軍将校を処刑するよう指示したと28日、韓国メディアのデイリーNKが報じた。

デイリーNKは「(北朝鮮当局が)平壌(ピョンヤン)市モランボン区域にある4.25文化会館会議室で、ヒョン・ジュソン人民武力省後方局検閲局長(人民軍中将)を公開審判した後、平壌市順安(スンアン)区域の姜健(カン・ゴン)軍官学校射撃場で公開処刑を執行した」と伝えた。

情報筋によると、ヒョン・ジュソン局長は4月10日、戦時物資の総合検閲をする際、西海(ソヘ、黄海)ロケット発射試験場供給用燃油実態を点検しながら.

「もう緊縮しながらロケットや核兵器を開発する苦労をしなくても済む」と述べたが、これが職権乱用であり党の先軍路線に反対する利敵行為的な発言として問題になったという。

また「ヒョン局長は燃油1トン、白米580キロ、トウモロコシ750キロを個人の決定で西海海上射撃場の軍官と家族に配給するよう指示した」とし、これは党の思想を誤って導く行為と見なされたと伝えた。


金委員長はこの将校の話を聞いて死刑を命じ、「我々は理念的な中毒の芽を摘み取らなければいけない」と述べたと、デイリーNKは報じた。

〜引用終わり〜


注) ディリーNKとは (ウィキぺディアより)

デイリーNK(英語: Daily NK)とは、大韓民国の市民団体である北朝鮮民主化ネットワーク(韓国語版、英語版)が発行するインターネット新聞である。

「北朝鮮ニュースのハブ」を掲げており、朝鮮語版のほか、2007年(平成19年)1月からは日本語でも情報を発信している。ほかに英語版・中国語版がある。2010年(平成22年)4月より東京支局が開設され、初代支局長として高英起が就任した。2014年(平成26年)12月17日に、日本語版は「デイリーNKジャパン」としてリニューアルされた。


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それにしても米朝交渉で核放棄を約束するとしながら、同じ人物がこのような処刑を断行するとは信じられない思いです。

第一報を見た時はまさかと思いましたが、中央日報でも取り上げるに至っては信憑性ある情報とされたようです。

これだけで経緯やら背景やらの情報が不足しているので断言はできませんが、このような混乱があり得る此の国の状況であり、体制であるということかもしれません。

アメリカを敵対視せず、経済開発中心の政治が今後期待されるであろうと言われる中で、これまでの先軍政治からの転換が簡単ではないことが窺われます。党理念が先軍から人民の生活向上に転換することは容易ではありません。

金委員長、トランプ大統領ラインでの今後の交渉の展開が非常に険しい道のりであることが予想されます。

警戒を怠ることはできません、

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