2対6対2の法則。
ある日韓家庭の日本人のご主人と話しをすると、近年韓国人が中国人よりも嫌いになってしまったと、長い話しを聞くことがありました。
仕事を通して日本に来ている中国人とも接しているが、いい人が多いそうです。
中心政府に信用できないので、それとつながっていると心配しているけれども、韓国人は政府も嫌いだし、韓国人も嫌いになってしまったと言います。そして韓国人はこうでああでとまくしてます。
もともと日韓カップルですし、とても韓国を愛していました。
どうしてこうも韓国の人はおかしくなってしまったのでしょうか?と言うのです。
詳しい話は省きますが、いずれにせよ全く印象が変わってしまったそうです。
ここで取り上げるのは悪口を言いたいわけではありません。
気持ちはわかりますが、そんなに急に全く韓国人全体の人格が変わってしまったはずはありません。
子供たちは日韓家庭ですので、半分は韓国の血が入っているので、最近の父親の嫌韓には呆れているようであまり相手をしてもらえないようです。
韓国でも何年か生活していましたし、ほんとうに韓国が好きでとても尊敬していたようです。
まあ、知的というよりも情的な方ですので、憤慨しているのが、子供さんたちにはなかなか理解しづらいようです。
そこで少し解説してみました。
あらゆる組織では2対6対2という原則があると言われています。
その組織にとって有益な優秀な、優れた役割を果たせる人は約2割程度しかいないと言われています。
次の6割は先頭を走ろうのするあるいは優秀な2割についていってそこそこは頑張れる人たちです。
最後の2割は全体の足を引っ張ってしまうどうしようもない?人たちです。
これらをどうマネージメントするかが、組織の光芒を決めてしまうというわけです。
これを応用して考えてみると、現在韓国では国を守る意味では保守派が約2割です。
文在寅政権を本当に支持している左翼は2割くらいはいるかもしれません。
あと6割はどっちに傾くかわからない人たちです。
その6割のほとんどの人が今も文在寅政権を支持しています。
頭がいいとか、リーダーシップがあるとかではなく思想的にそういうふうに分かれています。
北朝鮮と完全に通じ合っているかつてはスパイだとか、国家反逆罪(最高刑は死刑)といった類の罪に問われる人たちが政権中枢部を占めています。
この人たちをそのような意味で支持しているのが2割いるかどうかはわかりませんが、あと6割の人たちも現在この政権を支持していわば同調しているわけです。韓国人を地上から消すことに加担した立場になっています。
韓国全体が悪くなっているのは無理からぬことです。 韓国人の悪いところが一気に噴出しているように見えますが、仕方ないことです。そういう時代圏になってしまいました。
最悪の部類にいる国家転覆を図る人たちが上の2割にいて、国家、国民を引っ張っていて、政権の足を引っ張っている2割が本来はまともな人たちなのですから。
かつての日本もそうです。
軍閥が独裁的権力を握り、日本を敗戦に滅亡に導きました。戦後、急に生まれ変わったといっても、人格そのものが急に乾るはずもありません。負けた相手が、そして占領したのが、アメリカだったからまだよかったのです。
このような政治における思想や戦術、戦略を理解せず、頭の良いと言われる学者や知識人たちも、その2割に付和雷同しています。
日本でも森友、加計問題、官僚の不祥事とか問題はあっても日本の足を引っ張っている人たちが上に上がって来ることは絶対に阻止しなければなりません。
もちろん国民は一時的には安倍政権を懲らしめますが、野党に政権を渡したいと思っていないことは明確です。
自民党の支持率低下はわずかでまた野党の支持率がさほど上がっていません。
なのに当の自民党内部でいっときの支持率低下で実績のある安倍首相の自民党総裁の三選は危ういとかマスコミに踊らされています。
腰を据えて、政府自民党は腰を据えて、来たるべき外交スケジュールに当たるべきです。
安保反対デモの真っ只中で安保改定をやりきった祖父岸信介を見習い、安倍おろし、安倍忖度、安倍責任論の嵐の中でも平常心で、トランプ会談に臨み、大局観から東アジア、世界の諸問題に対応すべきです。