ttkzkn1610のブログ

今後ますます混乱し、崩壊の危機が迫る統一教会に対して快刀乱麻、収拾を目指します。本来の姿に再生させるには、自由闊達な議論のもと、各人の主体的判断による後継者の選択と真のメシア観の確立が最重要課題と確信しています。

シャボン玉さんの「 韓国の聖殿食口たちに襲い掛かる試練と分別 」の記事を読んでの感想。

シャボン玉さんの「 韓国の聖殿食口たちに襲い掛かる試練と分別 」の記事を読みました。胸の痛い内容でした。

一読して、その記事を読む限り、私の個人的感想は、シャボン玉のご意見にほぼ同調できるかと思います。

しかし、シャボン玉さんの記事しか読んでいないので、李 相烈会長を批判している方々のお話は聞いていないので、判断が難しいのも事実です。その上でシャボン玉さんのこの記事を読んだ時点での感想を述べて見たいと思います。

日本人以上に韓国の方々は主体性が強いので、主張がはっきりとしていますが、家庭連合との戦いも韓氏オモニに対してはっきりと間違いを主張することも私は良いと思います。

その実際の場面を見たわけではないので、よくはわかりませんが、合法的で暴力的でなければ、良いと思います。

民事での訴訟問題があってもそれは仕方ない面もあるだろうと思います。

そのような感想を持つ一方で、そのような分裂の動きもまたありうるだろうと考えます。

客観的に言うようで申し訳ないのですが、二代目王様はこれから韓国は分裂していくと言われました。

サンクチュアリ内部のことを言われたのではないとは思いますが、これから韓国で起こるであろうことを予感させる動きかなという感想があります。

摂理の中心的位置に立って善悪の戦いをすれば、その戦いは個人的次元とは思われません。

韓国全体を背負っていると私には思えます。

これから韓国に起こるだろうことを考えるとゾッとしてきます。

それはよく言われる戦争だけのことではありません。

容共的な文在寅政権になってひょっとして共産党政権ということになって弾圧されることだけでもありません。

国の分裂を招いていくことです。

これを書こうとするのですが、韓国の方々の心を思うと、日本人の私が書くことが憚れてきました。迷いながら、書いています。

国が分裂していきます。ですから、同じサンクチュアリを信じ、確信しているもの達であっても分裂の危機が来るのは間違いないと思います。


世の中でも、ひょっとしたらサンクチュアリ内部でも、共産主義に反対し、文在寅政権に反対していてもはっきり行動に移せる人ともっと良い方法があるだろうとして別れていくと思うのです。

これから韓国で起こるだろう分裂は本当に悲劇的だと思いです。その苦難はある面戦争以上な面があると思っています。


歴史上最大の韓国の悲劇が日帝36年であるのかもしれません。

私はそれ以上の苦難がこれから起こるだろうと見ています。それは国の分裂の危機です。

実は日帝時代に韓国は深いところで分裂していたのだと思います。

腹の中では日本に反発して日本人は決して許さないと思いながら、生きていくためには現実的にはある程度協力して(あるいは協力しているふりをして)生き延びてきた人と、パルチザンや抵抗運動に身を投じ、徹底的に、文字通り、命がけで戦ってきた人です。

それは分裂ではないと韓国の多くの方は多分みなさんおっしゃるのだろうと思います。

私は日本人ですからそのような内容を語る資格や位置はないのかもしれません。

しかし、見て見ぬふりをするのも辛いので、いつか言う機会はないだろうかと常日頃考えてきました。

今がその時であるのかわかりませんが、韓国は深いところで分裂していたと考えています。

日本は強いので今は戦う時ではないと考えて、かたちや表面的には協力していつかは日帝を倒そうと考えていた人たちがいます。数的にはかなりそちらが多いのだと思います。それもわかります。

そうではなくあくまで日帝と戦い抜くと地下工作であれ、野戦で戦うパルチザンであれ、三・一独立万歳事件のように独立万歳を叫び続けたりと、姿、形は違っても命を懸けて戦っていった人たちと、形としては日帝に従って生きようとしていた人たちからは分かれます。

解放後の韓国は国全体がだんだんと強くなり、日本に対する要求はエスカレートしてきました。

反日を叫ぶことで、分裂はなかったことのように覆い隠されます。すべての人が皆パルチザンのような方の子孫であったかのようになります。

文在寅政権がやがて、北朝鮮との平和協定を結んで、在韓米軍が撤退して、アメリカ抜きの南北統一が達成される時、同じようになっていくと考えます

文在寅政権や金王朝に擦り寄り、そこで仕事を得て、生活の糧を得て、協力していくのです。

それが天の目から見てどれほど辛いものがあるか( 簡単にはわからないでしょう。)。

私たちは家庭連合から別れました。分裂して仲違いして、互いに批判、非難しあっていると世間的には見えます。

どっちもどっちだろうと言う言われ方をします。

しかし、それを恐れて妥協はできません。

家庭連合に対して心を開かせるようにもっと良い方法があるだろう、韓氏オモニにもきちんと礼を尽くして、紳士的、あるいは申し訳ありませんと言う低姿勢で行けばもっと良いだろうなどなど。


言わんとすることはわかります。しかし、サタンがわかっていないと私には思えます。

共産主義との戦いは紳士的な、宥和的な、あるいは融和的な姿勢で戦えるものではありません。

韓氏オモニを今のような姿にしたのは責任を感じるのは良いのですが、最終的にはサタンがあのように韓氏オモニを誘惑して一体化したのです。


私たちはサタンとの戦いをしているのであって韓氏オモニを人間的に糾弾しているのではありません。

韓氏オモニをこうしたのは自分たちだと責任を感じるのは本当に正しいことです。その悔い改めは非常にわかります。

しかし自らをまずサタン分立しなければなりません。

蕩減は犠牲の条件です。うまくやろうとするものではないのです。私が状況をきちんと把握しているのかはわかりません。

その犠牲の祭壇に自分をまず捧げることができなければなりません。

二代目王様は蕩減の祭物になるには完全に罪がないものでなければならないと言われました。

自分を祭物にできるのかどうかが決め手でしょう。

うまいやり方や実力はあるに越したことはもちろんありませんが、蕩減の祭物として歩んでいるのか、まずは自らが問われるべきだろうと思います。

人は自由です。もちろん伝えられたら良いのですが、伝えてもわかるわからないはその方の自由と自由意志によるのです。

退任後もトランプ大統領の「対抗勢力と闘う」、バノン氏。トランプ大統領のために祈りましょう。

トランプ大統領の最側近だったバノン首席戦略補佐官が解任(辞任とも伝えられる)されました。

大統領選挙勝利の最大の功労者であり、トランプ大統領就任後は、その移民制限の政策などに主導権を発揮し、一時は影の大統領とも言われて来たバノン首席戦略補佐官は大統領の娘婿クシュナー上級補佐官などとの対立を繰り返し、激しい権力闘争を繰り広げてきましたが、朝鮮半島でのトランプ政権との考えの違いが表面化し、大統領 は更迭に踏み切ったと言われています。また、バノンの白人至上主義者に近いことから、政権内外からの辞任圧力も強まっていました。まず解任(辞任)前日の様子から紹介します。

産経ニュース8月18日の記事より引用します。


〜引用開始〜


バノン首席戦略官「北に軍事力使わず」 トランプ氏と矛盾、「差別発言問題」でも孤立

トランプ政権

2017.8.18 22:16

更新


 【ワシントン=黒瀬悦成】米ホワイトハウスのバノン首席戦略官兼上級顧問は16日公表された米左派系雑誌「アメリカン・プロスペクト」(電子版)とのインタビューで、北朝鮮情勢について「軍事的解決策はない」と述べ、北朝鮮の核放棄に向けて軍事力を行使する選択肢を否定した。


 「軍事的選択肢も排除しない」とするトランプ政権の立場と矛盾する発言で、最近のトランプ大統領による「人種差別発言」の問題などでホワイトハウス内部で孤立を深めるバノン氏に対する風当たりが一層強まる可能性がある。

 

トランプ政権は「北朝鮮による核放棄」を最終目標に掲げ、現時点で北朝鮮への先制攻撃は否定する一方、米国の安全を脅かすような挑発行為に対しては軍事的選択肢をとると警告しつつ、外交・経済解決に向けて北朝鮮に国際包囲網による圧力をかけている。

 

しかし、バノン氏は同誌に「(開戦から)最初の30分でソウルにいる約1千万人が(北朝鮮の)通常兵器で死亡するという難題を一部でも解決しない限り、(軍事的選択肢など)お話にならない」と一蹴した。

 

トランプ政権の北朝鮮政策は、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)、ティラーソン国務長官、マティス国防長官を軸に策定されており、バノン氏は実質的に「カヤの外」に置かれている。

 ホワイトハウス当局者は保守系サイト「アクシオス」に「バノン氏は米国の安全保障を損ねている。最悪の事態だ」と語った。

 アクシオスによるとバノン氏は、南部バージニア州での白人至上主義者と反対派による衝突で、トランプ氏が人種差別を容認するかのような発言をしたことに対し、他のホワイトハウス高官が軒並み失望や嫌悪感を示したのに対し、バノン氏だけがトランプ氏の発言を全面支持した。

 

トランプ氏はバノン氏について、自らの「中核的な支持基盤」である白人労働者層をつなぎ止めるカギと位置づけている。

しかし、トランプ氏は一方で、ホワイトハウスの体制刷新のためケリー首席補佐官が起用されて以降、自らの地位が脅かされることを恐れたバノン氏が他の政権高官を中傷する情報を保守系メディアに流しているとの疑念を強めているとされる。

 ピーター・キング下院議員(共和党)は17日、「トランプ氏はバノン氏を解任するべきだ」と訴えた。


〜引用おわり〜


( 黒頭巾 )

政権内部でも、異端的位置になっていたバノン氏はフリーバス氏に代わってケリー氏が首席補佐官についたことで政権内部の秩序回復を目指すケリー氏との対立も深まっていました。日付けが変わった19日未明、解任(辞任)が伝えられました。

同じく産経ニュースの翌19日朝早い配信ニュースからです。


〜引用開始〜


トランプ氏の有力側近、バノン首席戦略官が辞任 排外政策進言に批判 ホワイトハウス現実路線に修正か 

トランプ政権

2017.8.19 07:09


(前略)


バノン氏は、16日公表された左派系誌とのインタビューで北朝鮮政策に関し、軍事攻撃の選択肢を維持する政権の方針に反して「軍事的解決策はない」と指摘。

また、政権の同僚と「毎日戦っている」と述べ、日頃敵視する投資銀行出身のコーン国家経済会議委員長らをやり玉に挙げた。

 さらに「米国は中国との経済戦争の渦中にある」と表明。国務省で東アジア政策を担当するソーントン次官補代行を解任すると述べるなど、自らに人事の裁量権があるかのような言動まで展開した。

 米メディアによれば、トランプ氏は一連の発言に激怒。

トランプ氏の娘婿のクシュナー上級顧問らがバノン氏の強硬な排外政策などを問題視し、以前から同氏の追放を主張していたこともあり、トランプ氏もこれを潮時とみて更迭に踏み切ったとみられる。

 バノン氏は、トランプ氏の移民政策や孤立主義的な貿易政策、そして最近の白人至上主義擁護と取れる発言などをめぐる思想的支柱となってきたとされる。一方でバノン氏は、退役海兵隊大将のケリー氏がホワイトハウス内部の指揮命令系統の一本化と情報管理の厳格化を進める中で孤立を深めていた。


(後略)

〜引用おわり〜


(黒頭巾)

同じく日経のwebから引用です。


〜引用開始〜


トランプ大統領、最側近バノン氏解任 政権屋台骨揺らぐ



2017/8/19 8:38 (8/19 9:55 更新)

国際


 【ワシントン=川合智之】米ホワイトハウスは18日、トランプ米大統領の最側近であるバノン首席戦略官・上級顧問が同日付で退任すると発表した。

バノン氏は排外的な政策を主張し、トランプ氏を当選に導いた立役者だが、トランプ氏の家族や別の側近との意見対立で解任を求める声が強まっていた。

プリーバス前首席補佐官に続いてホワイトハウスの有力幹部の退任が相次ぎ、トランプ政権の屋台骨が揺らいでいる。


 ホワイトハウスによると、バノン氏とケリー首席補佐官が同日の退任で合意した。

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、バノン氏は7日に辞表をトランプ氏に出したが、12日に米南部バージニア州で起きた白人至上主義団体と反対派の衝突を受けて発表が遅れていた。

 バノン氏は移民排斥や保護貿易など、トランプ氏当選の原動力となった「米国第一主義」を推進した。政権発足後はプリーバス氏と並んでホワイトハウスの筆頭幹部に就き、政権の「黒幕」とも呼ばれた。しかし、イスラム圏からの入国禁止令が連邦裁判所から差し止められるなど、政策の多くが頓挫していた。

 バノン氏の排外的な主張は、政権内の穏健派とも相いれなかった。トランプ氏の娘婿、クシュナー上級顧問はバノン氏解任を進言。バノン氏は16日の米メディアのインタビューで「毎日が戦いだ」と述べ、米金融大手ゴールドマン・サックス出身のコーン国家経済会議(NEC)委員長らとの確執を公言していた。

 同インタビューでバノン氏は「北朝鮮問題は(中国との経済戦争の)前座だ。軍事的解決はない」などとトランプ政権と異なる見解を主張し、ティラーソン国務長官が記者会見で慌てて打ち消す一幕もあった。米CNNテレビによると、バノン氏のインタビューでの発言がトランプ氏の怒りを買ったという。

 バノン氏は白人至上主義などを唱える「オルトライト(ネット右翼)」を掲げるニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の元運営者。同サイトは18日、バノン氏がホワイトハウス退任後、同サイト会長として復帰すると発表した。

 トランプ政権ではフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)やコミー前米連邦捜査局(FBI)長官、プリーバス前首席補佐官、スパイサー前大統領報道官、スカラムチ広報部長ら幹部が相次いで退任している。7月末にホワイトハウスを統括する首席補佐官に就いたケリー氏が立て直しを図っているが、動揺は収まっていない。


〜引用おわり〜


( 黒頭巾 )

それではバノン氏は今後どうするのでしょうか?

彼は解任の即日、古巣のブライトパートの会長に復職しました。

そこで、クシュナー氏たちの背後にいる既得権益層(大企業、マスコミ、大富裕層、それにつながる政治家、官僚など)との戦いを宣言しています。


トランプ大統領とその意味で最も主義(イデオロギー)の近い政権の柱であったバノン氏の解任で、かなりの動揺が広がるでしょう。彼は「トランプのため戦う」と言っていますが、トランプ大統領がその政治姿勢を変えれば変節したとして別の火種となる可能性もあります。

毎日新聞からの引用です。


〜引用開始〜


米国:バノン氏、政権外から支援 「トランプ氏敵と戦争」

毎日新聞


 【ワシントン高本耕太】18日に米大統領首席戦略官を退任したバノン氏は、極右思想を掲げるニュースサイト「ブライトバート」の会長職に即日復帰。

ブルームバーグ通信の取材に「トランプのため戦争をする」と宣言し、「敵は議会やメディア、大企業にいる」と述べた。トランプ氏の最側近として政策理念や中長期戦略を担当したバノン氏は今後、自身のメディアを通じた言論活動で政権を支援する構えだが、その過激な言動が政権の波乱要因になる危険性もはらむ。

 移民排斥などトランプ政権の過激な政策を主導してきたバノン氏を巡っては、保守穏健派も取り込んだ本格政権形成の妨げになるとして、更迭論が高まっていた。退任に追い込まれた形のバノン氏が「反トランプ」に転じるのではとの観測が広がっていることに関し、バノン氏はブルームバーグの取材に「誤解のないようにはっきりさせたい。私はホワイトハウスを去りトランプのため、彼の敵と戦争する」と強調した。

 一方で、バノン氏は保守系ウィークリー・スタンダード誌の取材に「自由の身になった私は再び武器に手をかけている。相手を破壊する」と宣言。政権内でこれまで対立してきたクシュナー上級顧問やマクマスター補佐官(国家安全保障問題担当)らを含め、バノン氏が「既得権益層」と批判する勢力に対して、大規模な批判キャンペーンを展開することを示唆した。トランプ氏支援を表明したバノン氏だが、今後の同氏の言動やブライトバートの報道が、さらなる政権の混乱を招くおそれがある。

 またバノン氏はスタンダード誌に「我々が誕生のために戦い勝利した『トランプ政権』はすでになくなっている」とも語り、「大統領を穏健路線に導こうとする動きが強まるだろう」と指摘した。米国第一主義の下、移民排斥や経済面での孤立主義など保守強硬の政策理念を共有してきたトランプ氏が転向したと判断すれば、トランプ氏への攻撃も辞さない姿勢を示したものとみられる。

 バノン氏は退任後、ブライトバートの編集会議にも出席。ブライトバートは18日配信の記事で「トランプ支持者たちは忍耐強く見守ってきたが、我々はドナルド・トランプが変節するか否か、近く知ることになる」と警告した。


〜引用おわり〜


私たちはトランプ革命を支持してきました。

バノン氏の政治手法はかなり過激でしたが、トランプ大統領とはグローバリストやディープステート、既得権益者との戦いでは同じ立場でした。

今後のトランプの戦いが、必ず勝利できるよう、またトランプ大統領暗殺の動きが封じられるよう、彼のために祈りましょう。

バノンが在韓米軍の撤収の検討を提案。ついに来るべきものが来始めました。

早くもというかついに米国政権内外から在韓米軍撤退の話が出始めました。

もちろん、トランプ政権中枢はそのような姿勢からは一線を画し、まだ、軍事的選択があることを主張しています。

朝鮮日報のオンラインニュースからの引用です。


〜引用開始〜


北朝鮮危機:米国内からも「韓米演習中止、在韓米軍撤退」論

2017/08/18 09:18

 

(前略)

 

ホワイトハウスの一部と米メディアからは在韓米軍撤収、中国とのビッグディール論まで飛び出している。ホワイトハウスのスティーブン・バノン首席戦略補佐官はメディアとのインタビューで、「北朝鮮に対する軍事的なアプローチはない。


中国が北朝鮮の核を凍結させる見返りとして、在韓米軍を撤収するという外交的取引を検討すべきだ」と述べた。

ワシントン・ポストは同日のコラムで「北朝鮮の核問題解決に向け、(米国と北朝鮮による)平和協定締結が代案になり得る」とし、ニューヨーク・タイムズは「韓米合同軍事演習の中断が北朝鮮との交渉カードになり得る、」と報じた。


 これについて、トランプ政権は一線を画した。ナウアート報道官は北朝鮮の核凍結を前提とする交渉論について、「核で武装した北朝鮮の立ち位置はどこにもない」と述べた。ダンフォード統合参謀本部議長は17日、「韓米合同軍事演習の中止は交渉対象ではない」と語った。

トランプ大統領は16日、ツイッターに「北朝鮮の金正恩氏は非常に賢明で合理的な決定をした」と書いた。

前日に金正恩氏がグアムに対する包囲射撃の脅迫から一歩退いたことに対し、融和的なジェスチャーを取り、対話と交渉で出てくるように手招きをした格好だ。

 

米国務省も同日、「対話を行う用意がある」とし、北朝鮮の核・ミサイル実験と挑発的な言行中断という具体的な条件を示した。

ナウアート報道官は「米国は喜んで北朝鮮と席を共にし、対話を行いたいが、我々はまだそこに近づいてはいない」とした上で、「(対話に向け)北朝鮮は核・ミサイルの実験、域内を不安定にする行為を中断する誠実な態度を見せるべきだ」と指摘。


ティラーソン国務長官も前日、記者団に対し、「対話は彼(金正恩氏)次第だ」と語った。



■中国ビッグディール論と在韓米軍撤収論

 

米国内では在韓米軍撤収を含むさまざまなアプローチが提起される。トランプ大統領の側近であり、策士を務めたバノン首席戦略補佐官は、雑誌「アメリカン・プロスペクト」とのインタビューで、

「誰かが1000万人のソウル市民が開戦30分で死なないことを示す方程式を解くまで軍事的解決策はない」と述べ、「北朝鮮に対する軍事的アプローチはない。それは忘れるべきだ」とも指摘した。

さらに、バノン首席戦略補佐官は「中国が検証可能な形で北朝鮮の核を凍結させる見返りとして、在韓米軍を撤収するという外交的なディールも考慮すべきだ」との認識を示した上で、

「わたしの全ての思考は中国との経済戦争に向いている。

韓半島(朝鮮半島)で彼ら(中国)が我々のことを批判しているが、それは副次的問題だ」と断じた。


中国との経済戦争に勝てば、北朝鮮の核問題も解決されるとの見方だ。


 ニューヨーク・タイムズによると、米国外交の大物であるキッシンジャー元国務長官は「北朝鮮政権の崩壊以降の状況について、米中が事前合意すれば、北朝鮮問題の解決にもっと良いチャンスをもたらす」とティラーソン国務長官らに提案したとされる。

キッシンジャー元国務長官は「北朝鮮という緩衝地帯がなくなるという中国の懸念を軽減するため、韓半島から在韓米軍の大半を撤退させることを公約することも選択肢になる、」と述べた。


■条件付き直接対話と平和協定締結

 

韓米軍事演習を中止すべきだとの主張も示された。ニューヨーク・タイムズは、「2年前に北朝鮮は韓米軍事演習を中断すれば、一時的に核実験を提案するとの提案を行った」とし、今月21日から実施される乙支フリーダムガーディアン(UFG)演習の中断が北朝鮮の核凍結に向けた交渉カードになり得ると報じた。

同紙は専門家の話として、「軍事演習を中断できないならば、演習の縮小や調整を考慮すべきだ。それを通じ、北朝鮮を交渉のテーブルに引き出すことが重要だ」と伝えた。

ワシントン・ポストは、北朝鮮の核問題の解決策として、平和協定締結の可能性に言及した。その一方で、「在韓米軍撤退の是非が最もデリケートな問題として浮上しそうだ」と予測した。


在韓米軍は単純に北朝鮮に対応するだけでなく、韓国、日本の軍事力増強を抑えるあ重要な安定勢力でもある。同紙は米国と北朝鮮が平和協定を結ぶ場合、トランプ大統領と金正恩氏が在韓米軍問題をめぐり、「談判」を繰り広げると予想した。


■トランプ政権「非核化の目標変わらず」

 

しかし、トランプ政権の外交・安全保障担当幹部は、核凍結を前提とした交渉や在韓米軍撤収の主張とは一線を画している。ナウアート報道官は21日から始まる乙支フリーダムガーディアン(UFG)演習について、「こうした軍事演習は全世界のどこでも行っている。

一部の国が『二重の凍結』を求めているが、我々は合同軍事演習を続ける」と述べた。これは韓米合同軍事演習と北朝鮮の核・ミサイルによる挑発を同時に中止すべきだという中国側の「二重の中断」提案を拒否した格好だ。


 ジェームズ・クラッパー元国家情報長官が「北朝鮮の核を受け入れ、監督管理していくべきだ。」と述べたことについて、ナウアート報道官は「クラッパー氏は元官僚であって、これ以上米政府のためには働かない。核武装した北朝鮮の立ち位置はどこにもない」と強調した。トランプ政権の究極的目標は核凍結ではなく、非核化だという点を明確にした形だ。


 AFP電によれば、中国を訪問中のダンフォード米統合参謀本部議長は17日、北朝鮮への軍事的なアプローチはないという主張に関連し、「軍事的オプションの排除は私としては想像できないことだ。トランプ大統領が直接(北朝鮮の脅威に対する)信頼でき実行可能な軍事的オプションを開発するように指示を下し、それがすなわち我々が行っていることだ」と語った。

ワシントン=趙儀俊(チョ・ウィジュン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

〜引用おわり〜


なかなか話が複雑で整理しないと全体像が見えないのですが、政権内部からも在韓米軍の撤退を含む和平案が出始めていることは、いよいよそういう流れが近づいてきた印章があります。

まずメヂイアの一部としてワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズといったリベラルよりの新聞が、北朝鮮との宥和策を選択にする道を模索し始めたということです。

そしてその先は結局、中国とビッグディール(大きな取引)をして北朝鮮の核凍結と引き換えに在韓米軍の撤収することも外交的取引(ディール)とすることを検討すべきという提案をなんとトランル最側近だったスティーブン・バノン首席戦略補佐官が行いました。

まだ、この提案は主流ではないようで、シャーロッツビルの事件に関連してバノン氏の解任の流れもあってまだ予断は許しませんが、いよいよ出てきたのかなという印象です。

今後、北朝鮮の核・ミサイルの強行姿勢が続けば、軍事的選択の強硬論と在韓米軍の撤退という和平案が、ますますぶつかっていく可能性が強いと思います。

残念ながら、全体としてみれば、バノン氏のいう流れが有力になっていくでしょう。

年末から来年早々、相当に激しい議論が交わされることになりそうです

在韓米軍の撤退は即韓国の消滅を意味します。そこまで読んだ上のことなのか、それとも北朝鮮に対する“真実の”理解ができないのかわかりませんが、表面的な平和が来て、自由の国「大韓民国 」か歴史から消えて無くなりそうな雲行きです。