安倍首相はその賞味期間を乗り越えてさらに強く逞しく生きろ!
先日も書きましたが、東京都議選の結果は次の国政選挙に直結していると言われます。
それはなぜかというと東京都民は10年間で半分が入れ替わると言われて特別「東京」という特定の住所に愛着や執着感慨が薄いと言われています。
どうせ短期間で出ていくので関心が薄く、国政での現象に大きく世論が動く特徴があります。
それはともかく安倍政権にとって大きな曲がり角を迎えています。
本来の対抗馬であるべき民進党がさらに大敗し、今のままでの党の存続すら危ぶまれています。
したがって、国政においては自民党は相変わらず大丈夫という分析やらご意見はあろうかと思います。
しかし、そう簡単ではありません。都民ファーストを率いる小池百合子は当然国会でも「国民ファースト」を目指し、本人は直接党首にならずとも実質旗揚げすることは間違いないでしょう。
昔の新自由クラブは素人集団でしたが、その後細川護煕率いる日本新党はついには自民党、社会党の二大政党時代の55年体制を打破して、自民党政権を倒しました。その時細川護煕に真っ先についていったのが当時自民党にいた小池百合子氏でした。
つまり政治というのは一寸先は闇と言われるほど流れはあっと言う間に変わります。
安倍首相ははっきり言って賞味期限が切れかけています。
これはもう終わりという意味ではなく、もう一度生まれ変わるくらいに変身しなければ、先が厳しくなると申し上げます。
お前がなぜそこまで言うのかと言われれば、そもそも安倍首相が再び政権を目指した六年前その一つのきっかけを作ったのがこの「黒頭巾」だからです。
これは私自身信じられなかったのですが、証言者がいます。その証言者は安倍さんの古くからのブレーンで今でもご活躍中です。
機会があれば安倍首相に何かを“進言”してもいいのですが、中身とタイミングは検討しなければなりません。
そのような全てを含めて、私は安倍首相にもう一皮向けて「新生」するくらいになっていただきたいと思っています。
余談になりますが、みなさまは「鷹の選択」という話をご存知でしょうか?専門家から異論があるとかフィクションという話もありますが、なかなか感動的な話です。
参考までにご紹介します。
ある70年生きたと言われる鷹が四十年前、ある選択を迫られたというのです。
くちばしや爪は弱りすり減り、このままでは死んでしまうと感じた鷹は自ら岩にくちばしを叩きつけて砕くと新しいくちばしが生まれ、爪を割って剥がすと新しい良い爪が生え変わりさらに鷹として成長して長生きするという話です。いろんなところで話としは使われたようです。
文先生は蛇は成長するにつれて鋭い石にその皮を引っ掛けて脱皮すると言われました。そのように人間も脱皮するように“痛く”ても殼を壊して成長しなさいという教えでした。
私たち日本人もとりわけ安倍首相に対しても変わるべき時が来ていると思うのです。
私は六年前、東日本大震災の後、大きな危機を乗り越えて民主党政権下の日本の危機を救えるのは安倍晋三しかいないと強烈なアジ演説を安倍晋三の前でやりました。
私の”無謀な” 意見表明の後、一千人の聴衆の万雷の拍手がおこり、考えていた以上の流れができてついには首相にカムバックしました。
そのことはいずれまた書く機会もあろうかと思いますが、私が言いたいのはその安倍晋三がこれからさらに厳しい流れになるだろうと予測していることをお知らせしたいと思います。
それはもちろん日本の危機が迫りつつあると言うことです。
現在の日本に安倍さんに変わりうる人が今のところいるとはとても思えません。今までのところ比較的安倍政権は順調に来ていました。
その安倍首相がなぜ今大きな転機にきたのか?それは日本の大きな曲がり角に来たと思えるのです。
それでは安倍さんと日本の何が危機なのか次回以降触れていきたいと思います。