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ポンペオ国務長官訪朝会談の内容は?核廃棄(CV ID)は実現するのか?

訪朝したポンペオ国務長官の談話がウェブサイトで出ました。ビジネスインサイダーより。

[Business Insider(ビジネスインサイダー)は、2009年2月に開設され、ニューヨーク市に拠点を置いている、アメリカ合衆国のビジネスや技術ニュースの専門ウェブサイト。]


〜引用開始〜

金正恩氏は「国際社会の動向に明るいプロ」 ―― 米朝首脳会談に先駆け、訪朝したポンペオ国務長官が語る

* Ellen Cranley


アメリカのポンペオ国務長官と握手する北朝鮮の金正恩氏(平壌、2018年5月9日)。

North Korea's Korean Central News Agency/Reuters

* 「Fox News Sunday」に出演したアメリカのポンペオ国務長官は、北朝鮮の金正恩氏について、「国際社会の動向に注意を払っている」「プロフェッショナル」だと述べた。

* ポンペオ長官は、CBSの「Face the Nation」でも金正恩氏との会談について語っていて、正恩氏は複雑な議論になっても一切メモを必要としないと述べた。

* ポンペオ長官が今回の北朝鮮訪問について語るのは今回が初めてで、正恩氏とは「かなりの時間を」ともに過ごしたと言う。

アメリカのポンペオ国務長官は13日(現地時間)、今回の北朝鮮訪問について初めて語り、金正恩氏との会談の様子を明かした。

「Fox News Sunday」に出演したポンペオ長官は、正恩氏と「かなりの時間を」ともに過ごしたと言い、同氏は「複雑な問題にも対応できる」「プロフェッショナル」だと述べた。

CBSの「Face the Nation」では、正恩氏について印象に残ったことを明かした。


「情報をきちんと押さえている、非常に聡明な人物だ。複雑な議論にも強い。わたしが少し変わった質問をしても、彼は答えた。メモはなかった。委員長である正恩氏とわたしは直接話し合った。両国の交渉を成功させるための道筋について、しっかりとした議論ができた」

ポンペオ長官は正恩氏が「国際社会の動向に注意を払って」いて、西側諸国の報道を追っていると言う。「この番組もどこかの時点で見ているだろう」と長官はFox News Sundayの司会者に語った。

6月12日に予定されている金正恩氏とトランプ大統領の歴史的な会談について、ポンペオ長官は「我々の2人のリーダーが歴史的な成功をもたらす可能性がある」と述べた。

一方でFox News Sundayの司会者が、金正恩氏とトランプ大統領が繰り広げた過去の攻撃的な発言の応酬について改めて話し合ったのかと尋ねると、ポンペオ長官は「いや、それは話題にならなかった」と答えた。

[原文:Pompeo describes what it was like meeting Kim Jong Un: He watches American TV, doesn't need 'notecards' to discuss complex topics]

(翻訳、編集:山口佳美)

〜引用終わり〜


次は韓国、中央日報からです。


〜引用開始〜

ポンペオ長官「北核廃棄なら米企業の投資認める」


米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が6月12日の首脳会談で北朝鮮の非核化措置とこれに対する見返りについて一括妥結する案が米朝間で議論されている。北朝鮮が核兵器の早期搬出など迅速な非核化達成を担保する措置を取れば、北朝鮮が国際経済網に編入されるよう米国が支援するという「ビッグディール」だ。

ポンペオ米国務長官は13日(現地時間)、FOXニュースに出演し、「北朝鮮が核兵器プログラムを完全に廃棄すれば、米国民間企業の北朝鮮投資を認める」と明らかにした。ポンペオ長官は「隠遁国家が21世紀に出てくるのを助けるため米国企業は数千万ドルを投じる準備ができている」とし、このように述べた。続いて「エネルギー網など社会基盤施設の建設を支援し、北朝鮮の人々の生活を支える農業に投資する米国企業が(北朝鮮に)集まるだろう」とし「ただ、このような投資は(トランプ)大統領の要求を北朝鮮が満たすかどうかに完全にかかっている」と述べた。

これに先立ちポンペオ長官は11日(現地時間)、訪米した韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と会談した後の共同記者会見で「北朝鮮が早期非核化のために果敢な措置を取れば、米国は北朝鮮が韓国と同等なレベルの繁栄を達成するよう協力する準備ができている」と述べた。

北朝鮮は直ちに呼応した。12日午後10時ごろ(日本時間)、北朝鮮外務省は公報を通じて豊渓里(プンゲリ)核実験場を23-25日中に閉鎖すると明らかにした。公報は韓・米・中・露・英のメディア関係者が参観する中で▼爆発を通じた坑道の崩壊▼入口の閉鎖▼観測設備や研究所など構造物の撤去▼警備人員および研究家の撤収--などを進めると明らかにした。これに対しトランプ大統領はツイッターで「感謝する。非常に賢く丁重なジャスチャー」とコメントした。

このようにポンペオ長官の訪朝をきっかけに、北朝鮮が非核化の見返りとして望んできた「体制保障プラスアルファ」に関する本格的な議論が始まった。関連事情に詳しい対北朝鮮消息筋は「これまで米国の『最大限の圧力と関与』で圧力に傍点が打たれていたが、今は関与に軸が移った。経済的な見返りを含む最高の関与を通じて迅速かつ果敢な北の非核化を引き出す時になったというのが米国の考えであり、北もこれを喜んでいる」と伝えた。

ポンペオ長官が述べた「韓国と同等なレベルの繁栄」とは、北朝鮮が正常国家として機能できるよう経済的な支援をするという意味とみることができる。今は制裁でふさがっている国際金融網への接近、輸出入、対北朝鮮投資などで破格的な措置を取ることが可能ということだ。ポンペオ長官は9日、北朝鮮を訪問し、金正恩委員長にもこうした趣旨のトランプ大統領の口頭メッセージを伝えたという。

金正恩委員長が「トランプ大統領が『新しい代案』を持って問題の解決に関心を見せている」と高く評価(朝鮮中央テレビの10日の報道)した点も、こうしたプランを念頭に置いたものと考えられる。

ポンペオ長官は記者会見で「私と金委員長は彼の前にある複雑な問題と挑戦、戦略的な決断について良い対話をした。それをどのように進めたいのか、北朝鮮が完全に非核化する場合に我々が提供する用意がある保証(assurance)と交換する準備ができているかというものだ」と紹介した。金正恩委員長が核を放棄する決断をすれば、体制の安全と経済発展を保証するという約束をしたのだ。

これに先立ち文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は4・27南北首脳会談の前日に開かれた特別討論会で、「北が要求する体制の保証とは何か」という質問に対し、「北が本当に望むのは大同江(テドンガン)にトランプタワーを建てたり平壌(ピョンヤン)にマクドナルドの店をオープンすること。そうしてこそ米国の軍事的攻撃から安全が保証されると北は考えるだろう」と答えた。米朝関係の改善を通じた経済発展と軍事的脅威の解消を同時に実現することを望むということだ。

ウォールストリートジャーナル(WSJ)は9日(現地時間)、専門家の言葉を引用し、北朝鮮が非核化の見返りに「北朝鮮版マーシャルプラン」に該当する支援を要求すると予想した。

現在のところ米朝間には来月のシンガポール首脳会談で北朝鮮の非核化措置とこれに対する見返りを明示した合意を出すという点に隔たりはないとみられる。しかし実際に「大同江(テドンガン)トランプタワー」が現実化するには、まず北朝鮮の果敢な措置が要求される。

米朝間で北朝鮮が見せるべき具体的な行動に関する議論も輪郭が表れている。康京和長官とボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)の11日(現地時間)の会談で、北朝鮮が追求する非核化モデルに関する議論が集中的に行われたのもこれと関係している。

特に康長官はこの席で「カザフスタンモデル」に言及した。1991年のソ連崩壊後に新生独立国になったカザフスタンは92年、旧ソ連が自国領土内に実戦配備した核兵器を放棄すると宣言し、西側国家から経済的な支援を受けて成長した。この過程でカザフスタンは1000余りの核兵器をロシアに搬出し、米国は「ナン・ルーガー・プログラム」を通じてカザフスタンの核科学者が転職できるよう支援した。

〜引用終わり〜




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米国はCV IDに基づく体制保証を確実にさせる「包括案」を提示していることは間違いないでしょう。

それに対してかなり突っ込んだやりとりがポンペオ国務長官と金正恩委員長との間で繰り広げられているようです。


トランプ大統領もかなり楽観的な見通しを持っているような印象です。

しかし、一方で、北は絶対に核開発、核兵器を手放さないという意見ももちろんあります。

つまり体制の保証と核保有国の立場は一体であって、一つのものの裏表に他ならないというのがこれまでの北朝鮮の立場という見方です。

文在寅大統領の出現とその融和策によってあたかも核保有国の立場を捨てながら、北朝鮮が体制の保証を受けるというこれまではありえない考えが可能であるかのような空気感が出てきました。

CV ID(完全な、検証可能な、不可逆的な核廃棄)ということになれば、北朝鮮にとっては無条件降伏を意味するほどのことです。

今やもっとも北朝鮮の姿勢に対して疑いの目を向け、核廃棄が実現されるまで、厳しい制裁を主張する国は日本であり、国際社会でその姿勢の急先鋒です。


北朝鮮は日本を非難してこのCV IDについての検証チームに日本を入れないという姿勢を取り始め、日米韓の連携にくさびを打ち込もうとしています。

どのような揺さぶりをかけられようとも、米国としっかり

と連携を図り、北朝鮮の非核化と体制保証がいかに進められていくかを注視して、後戻りできない枠組みをしっかりと保証してもらわなければ、決して安心はできません。

楽観的な気分になれば、必ずし隙を突かれる可能性があることを肝に銘じるべきです。

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